見出し画像

年収は努力と能力の掛け算で決まる

収入とその要素

努力と能力の関係

皆さんは将来どのくらいの収入を得たいと考えていますか?収入を得るためには、どのように収入が決定するかを理解する必要があります。これは数式で表すことができ「努力」×「能力」です。努力と能力が掛け合わさることで、高い収入を得ることができます。この記事では、この考え方を詳しく説明し、皆さんにとっての指針となるような内容をお伝えします。

努力の重要性

まず、努力について考えてみましょう。努力とは頑張ることですが、ここでいう努力とは具体的には仕事量(≒労働時間)と捉えることができます。勉強する量、働く量のことを努力量としてカウントします。

能力とは何か?

次に、能力について考えてみましょう。能力とは、ある特定の分野での技術や知識、才能などを指します。例えば、数学が得意な人や絵を描くのが上手な人がいます。能力は、生まれつきの才能と、その才能を引き出すための努力(ほとんどは学生時代までの勉強量)によって形成されます。つまり、能力も「才能」と「努力」の掛け算とも言えます。

努力と才能のバランス

才能の比率と努力の影響

才能とは、生まれつき持っている素質や特性のことです。才能がある人は、少ない努力でも高い成果を出すことができます。私が考える数式は、IQ × 0.43 × (1 + 月間学習時間 × 0.01) = 偏差値です。ここでの月間学習時間は、小学校から高校3年までの12年間の平均時間を指します。一般的な学習量としては、宿題をこなし、テスト前に少し勉強し、受験期に集中して勉強する程度で、月間平均で約16時間となるでしょう。IQ100の人が偏差値50に到達するためには、月間16時間の学習が必要です。勉強しなければ偏差値は約43、IQ150の人であれば全く勉強しなくても偏差値65の大学に受かることになります。ここでの「全く勉強しない」とは、授業以外の追加学習をしないことを意味しています。

努力と才能のバランス

上記の数式の前提として、月間学習時間50時間が一般的な限界値と想定しています。それ以上の学習は、健全な成長に支障をきたす可能性があります。それを踏まえると、IQ80でも限界まで学習することで偏差値51.6に到達し、いわゆるFランク大学には入学可能です。この辺りが境界知能とされるラインであり、妥当な数式と言えます。しかし、偏差値84の東大理三に合格するには、IQ130の生まれ持った才能が必要です。

IQ100だったら偏差値43から64.5までは努力次第

ここで一番伝えたいのは、生まれつき頭が悪い人が可哀想とか、天才は勉強しなくてもいいということではありません。中央値のIQ100の場合、努力によって偏差値は43から64.5まで変わります。子供の頃からの学習の積み重ねが重要であり、高校3年生になって突然賢くなることはありません。努力次第で大きな差が生まれることを理解してほしいです。

楽して稼ぐ方法と幸福度

努力量を調整する

収入を得るための努力量は、目標やライフスタイルに合わせて調整することが可能です。実際、年収900万円以上になると、収入が増えても幸福度はそれほど変わらないという研究結果があります。つまり、高収入を追い求めるよりも、900万円程度の収入を得るための必要な労働量を最小限に抑えるという考え方もあります。これがお金と時間のバランスです。

収入希望額を固定する

同じ年収900万円でも、大企業の課長、中小企業の役員、個人事業主など、様々な収入パターンがあります。業種にもよりますが、労力が少ないのは中小企業の役員かもしれません。

例えば、大企業で年収900万円を得る課長は、多くの場合、現場で非常に忙しく働いています。一方、個人事業主が年収900万円を得ることは可能ですが、収入の安定性に欠けます。個人事業主は、自分の健康や状況に大きく依存しているため、事故や病気などで働けなくなると収入が激減するリスクがあります。会社勤めの場合、こうしたリスクは比較的少なく、安定した収入を維持しやすいです。

この観点から見ると、中小企業の役員クラスが一番効率的かもしれません。もちろん、不労所得で年収900万円を得るのが理想ですが、それには運や事前に大きな財産を築くための努力が必要です。

仕事と生活のバランスを取る

努力量を調整して、生活と収入のバランスを取ることも大切です。無理に高収入を追求すると、ストレスや疲労が溜まり、逆に幸福度が下がることもあります。自分の健康や家族との時間を大切にし、バランスの取れた生活を送ることが最も重要です。

まとめ

視野が狭いと、年収2000万より3000万円、3000万円より1億円に憧れます。しかし年収1億円の人の10%の労力で年収1000万円の方が幸せな可能性もあります。
世の中の非常に高い能力を持っている人は、どちらかというとその選択をしているように感じます。年収1000万円前後で、会社勤めで楽しく働き、ストレスなく毎日定時に帰ってくる。役員クラスであれば週に3日しか働かない。これも究極系の一つだというご紹介でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?