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ドタバタ、あめりか縦横断 vol.1

コペンハーゲンに来てからと言うもの、ジブリに大ハマり中である。
Netflix が2月より日本、カナダ、アメリカの3ヵ国を除く約190カ国でジブリを配信してくれているお陰で、こっちではジブリを堪能できている。(配信の権利は制作とは別らしく、制作国の日本では配信がまだらしい)

ジブリの世界観は勿論のこと、英語表記のタイトルがぶち当たっている言語の壁もおもしろい。

1989 『魔女の宅急便』 / ”Kiki's Delivery Service”
2001 『千と千尋の神隠し』 / ”Spirited Away”
ここまでは、「へ〜、そう訳すんだ」って感じ。
1995 『耳をすませば』 / ”Whisper of the Heart"
2014 『思い出のマーニー』 / ”When Marnie Was There"
なんかおしゃれで、英語っぽいキザな言葉をさらっと言っちゃう感じ。
1992 『紅の豚』 / ”Porco Rosso"
急に、イタリア語。
1986 『天空の城 ラピュタ』 / ”Castle In The Sky"
ラピュタどこ行ったん!そこ大事。

それで伝わるのかな〜、となる様なタイトルもあれば、言葉の壁を超えてロマンチックになっている作品もあった。結局気づけば、タイトルに関係なく画面の前で2時間過ごしているのだけれど。

アメリカ 縦横断の展望

さあ!前置きが長くなりましたが、2019年9月より1ヶ月に渡ったアメリカ縦横断 / キャンピングカーの旅について、書きたいと思います。軽く旅を遡っているだけで、『あの頃に戻りたい 』/  "Take Me Back" でした。センスのないジブリっぽいですね ^~^
中身が濃すぎるので、おそらく数回に渡ることになるでしょう。

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(写真1:実際に通ったルート)

縦横断したルートを大まかに説明すると、Los Angels → Key West → New York合計1万kmを超える長旅。とはいえ、直線でひたすら突っ走れば1週間ほどでゴールには辿り着ける。今回はこの旅路を1ヶ月、正確には28日を費やしてひたすら走り続けた。つまり、相当な寄り道旅。

アメ横スクワット

僕らは、知人の紹介などで知り合った7人のメンバーとアメリカ横断スクワット、略して、”アメ横スクワット”を結成した。しかしこのアメ横スクワット、知人の紹介と書いた通り、一度も顔を合わせたことないもの同士もいる不思議な巡り合わせで結成されたグループ。頓珍漢なもので、アメリカに旅立つまでにお互いわずか2回しか顔を合わせたことがないというメンバーがいるほど。この先1ヶ月も一緒に過ごすのに先が思いやられる。そして、後ほどこの嫌な予感は的中する。

幾多に渡る深夜ミーティング(という名のただの夜会)の末、アメリカ縦横断の旅は写真1のルートに決まった。ロサンゼルスから始まる旅路は、最初の1週間と半分はグランドキャニオンを含む国立公園など自然を堪能→ 2週目にかけてニューオーリンズなどアメリカのクラシカルな街 → マイアミ、キーウェストで海の街を感じ→ ワシントン、ニューヨークといったアメリカのコンクリートジャングルを冒険→ 帰国という流れ。

予め決めておいたのは、それぞれメンバーの役割、エージェンシーの方と作った日程、予算など。しかし、学生にとって決して安いとは言えない予算を使った旅なんて僕らにとって初めての経験、それもまだ見知らぬ地アメリカで。こんなもの最初に決めたところで崩れまくります。しかしなんと、なんだかんだ新しいことを知って、経験していく中でうまく対応していきます、素晴らしいアメ横スクワット
正直、この経験は人生において最も忘れられない経験の1つ(早くも)。アメリカが持ち合わせる幾多の側面、1ヶ月では不十分でしたが詰め込んでいきます!準備はいいですか!!:)

来たる日9月3日

9月3日 午後1:30
僕たちは、それぞれぎっしり詰まったバッグ1つと全員でシェア用のキャリーケース2つを持って関西空港で集まった。楽しみで前日寝れなかったのはいうまでもなく、それぞれの表情から読み取れる。フライト時間は16時。それまで、ゆっくり旅に忘れ物がないか最終確認をする。
9月3日 午後4:00
いよいよだ。いつも通り心の中で願掛けをする。いくら飛行機での事故の確率が低いとは言え、心の中では願掛けをするのがルーチン。関西空港を飛び立った飛行機はまずシアトルに、そしてシアトルで乗り換え、目的地ロサンゼルスへと向かう予定となっている。わずか1ヶ月、されど1ヶ月。貴重な大学生活の夏休みを使って、広大なアメリカ を縦横断するだなんて、入学当初は考えていなかった。だが今、僕たちはアメリカはロサンゼルス行きの飛行機に乗っている。夢のようで夢ではない。だが、こんな時に頭に浮かぶのが単位が取れているか微妙だった授業のこと。Sucks.

早速のトラブル
9月3日 現地時間午前10:00
どうやら、僕たちが乗ったシアトル行きの飛行機は少し予定よりも遅れているようだ。ロス行きの飛行機への乗り換え時間はもともと1時間50分が予定されていた。
なんでこんなギリギリなんだろうと思いながらも、まあ行けるかと思ってしまったのが間違い。少し到着が遅れた上に、入国審査の人数たらものすごい。おそらく、帰省ラッシュとかぶっていたのだろう。
というわけで、無事、僕たちは飛行機を逃した。

飛行機でも遅延手当があるのは知っていたが、まさか次の便にこうもすんなり乗れるものなのかと感心、ラッキー。日頃の行いかな。
ということで、無事ロサンゼルスに到着。初日は、ROUTE66の終着点サンタモニカとグリニッジ天文台に行くことになっている。

アメリカ=ロサンゼルス
「ロサンゼルス」という言葉の響き、留学候補先だったUCLA、ロサンゼルスエンゼルスに所属する大谷翔平などの影響で、ロサンゼルスには何か特別な憧れのような気持ちがあった。そして、ロスはその気持ちを裏切らない。
しかーし、ここで筆者は気づいた。ここまでずっと、同じ日付の出来事しか書いていないことに。このままでは、いつまで経っても終わらない。
というわけで、キャンピングカーまでは写真だけでお楽しみを^ー^

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レンタカーで街中をぐるっと観光、夜はAirBnBで見つけた良さげなモーテルの広い一室を借りて、就寝。寝れないクソガキたちはトランプで負けた人が寝ている人の足を舐めるというしょうもないことで盛り上がった。

遂に、キャンピングカーとご対峙。

パパパパーン、パパパパーン、、、
ようやく日にちが進んで9月4日。朝から数人のメンバーで昼からのキャンピングカー、アメリカの交通ルールに慣れるためにドライブをした。朝からロスでドライブ、なんてカッコいいんだろう。アメリカと日本で違う交通ルールといえば、通行車線が右側で運転席が左側、そして右折の際には信号は無視してもいい、あとは確かスピードの制限なんてものは無、、、。

レンタカーオフィス到着

昼過ぎに、ロサンゼルスのロングビーチ空港の近くにあるハーツレンタカーオフィスに到着した。そこに並ぶのは、とんでもなく大きいキャンピングカーたち。日本で言う4トントラックくらいの大きさはある。こんなもの運転できるのか、というか普通免許で運転してもいいのかという疑問。
ここで、日本人スタッフの姫野さんと落ち合った。彼は相当長い間アメリカに住んでいるらしい。さすがはアメリカに惚れた男、「なるようになるさ〜」マインドの持ち主だと言うことが会話から汲み取れる。どうやら、ここはすでにアメリカのようだ。

キャンピングカーの使用法を説明している最中に、オフィス入り口付近に頭部分がぐしゃっと潰れたキャンんピングカーを見つけてしまった。姫野さん、あの車どうしたんですか?と聞くと、入っちゃいけないとこに入っちゃったらしいんだ〜。ナビではわからないみたいだから、気をつけてね。とのこと。ぐしゃっと潰れたレンタカー横目に弁償の話を聞く。恐怖と恐怖と恐怖と恐怖の感情が湧き出る。

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『これって法的に運転してもいいやつ?』

次回に続く。
(そして、次回はいつになるかわからない気の向くままにブログ。ごめんなさい)



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