今週のメモ

 ー好きなものー
 そもそも、本当に好きなものはどうして好きなのかは言語化できないのが常である。
 「いやいや!おいどんの言語化力を侮るな!」と思われた方は、恋人に自分のどこが好きか尋ねてみるといい。万が一に、即答で「身長が高いとこ」や「顔がタイプ」なんて言われたならば、その相手は本当に心の底からあなたのことを愛してるとは言えないだろう。
 「分かんないけど、好き」
 この言葉ほど愛情に満ち溢れた言葉はないのではないだろうか?
 育ての親に同じ質問をしてみるといい。
 答えの核はきっと「分からない」のはずだ。

 ー独り言ー
 受験料を稼ぐために地方の工場で働き始めて気付いたことがある
 「独り言が増えたな」と。
 独り言を話す人間の心理は大きく分けると3つあるように思う。
 ①承認欲求②言い訳③メタ認知
 一つ目の承認欲求は言うまでもなく、わざわざ口に出さなくてもいいことをあえて言葉にしてる時点で近くにいる人に自分の存在をアピールしているということである。
 二つ目の言い訳というのは、ありのままを言葉にすることによってなぜか自分の不手際が許してもらえたような感覚を覚えるというものである。
今現在職場でボクが独り言をしているのはこの心理が理由のように思う。
 三つ目のメタ認知というのは、ロールプレイングゲームをしている時のように、自分で自分のことを後頭部が見えた状態で操作しているような考え方である。言葉に出すことにより五感がそれをフルに認識し、自分を客観視することができるのだと思う。

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