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その名はKaien② 就労移行

こんにちは、スタッフSです。
自立訓練の記事から時間が経ってしまいましたが、今回はKaienさん第2弾!就労移行支援(以下、就労移行)についてご紹介します。

自立訓練を見学した日に、歩いて5分程の就労移行にもお邪魔させてもらいました。そのため、2つの違いを目の当たりにできて、比較がしやすかったです。自立訓練かな?就労移行かな?とお悩みの方は、Kaienさんだと1日で2つ見れるので判断しやすいかなと思います。

就労移行も福祉サービスのひとつ

自立訓練同様、就労移行は「障害者総合支援法」に則った通所型の福祉サービスです。仕事を全くしたことがない方、がっつり働いてきたけれど病気で退職された方、Kaienさんの場合は休職をされている方もご利用できます。なんのために利用するのか?ですが、

  • この病状で働けるのか不安

  • 人間関係を持つのが怖くて踏み出せない

  • 1人では始められない、キッカケが欲しい

  • 外に出て体力つけないと週5勤務なんてムリ

  • 就労移行を使ってた方が障害者雇用の採用に有利だから

  • 就職した後、何かあった時に会社と自分の間に入って欲しい

などが、よく聞かれる理由です。利用するには役所の手続きが必要ですが、前回の自立訓練の記事に手続きの詳細を載せられなかったので、ここで軽く説明しますと・・・

  1. 興味が持てそうな就労移行をいくつか選ぶ

  2. 見学してどこの就労移行にするか決める

  3. 決めた就労移行のスタッフに「ここに通いたい」と告げる

  4. 体験で通所開始

  5. 就労移行のスタッフから教えてもらった通りに役所で手続き

  6. 手続きが完了して正式入所

就労移行は、船橋駅から徒歩圏内に絞ってもたくさんあります。探し方としては、ネットで「船橋市 就労移行支援事業所」で検索してみても良いですし、当院受付にもパンフレットがたくさん置いてありますので、行きやすい駅のものからピックアップすると良いでしょう。

見出しに最寄りの駅名が書いてあります

できれば3ヵ所は見学してほしいです。見学の申込みは、ホームページからできる事業所もありますが、お電話が早いです。電話が苦手で掛けられない場合には、ケースワーカーが手伝ってくれるでしょう。見学しちゃったら断りづらい・・・と悩まれる方もいらっしゃいますが、そんな方こそケースワーカーを利用すべきです(お気づきでしょうが、スタッフSのことです)
見学してみるとわかるのですが、内容は似ていても雰囲気はそれぞれです。スタッフさんとの相性や、他の利用者さん、事業所全体の雰囲気は見学してみないとわかりません。また、肝心の利用料や利用期限は自立訓練と同じなので、自立訓練の記事「利用料という大切なお話」を参考にご検討ください。
ちなみに年齢制限がありまして、18歳未満の方はご利用できません。

前置きはこの辺で、いざ見学へ

今回は自立訓練の見学の後に、スタッフさんの道案内で就労移行まで来たので迷うわけがありません。

チョコザップが目立つ

看板がないので、私1人で来ていたら不安になりそうです。1階がチョコザップだったら間違いありません。

これまた重たい扉

私1人で来ていたら、ドキドキしながらチャイムを押していたかもしれません。ただ、どこの事業所さんも意外とこんな入口だったりします。

まるで会社な机と椅子

利用者様がいない時に撮影していただいたので、ちょっと殺風景ですが、私の説明で想像してくださいませ。
机が2列ありますが、それぞれの誕生日席に「上司役」が座っております。スタッフさんの話では、大きな会社で管理職の経験がある方を採用し、ここで「上司役」をしてもらっているのだとか。うん、見た目は上司中の上司!私は8年間ほどIT系の会社に勤めていましたが、あーこんなだったなぁと思い出させてくれます。利用者様は、個々の作業をPCでカチカチしているのですが、上司役の方に報告義務があります。このように、リアルな職場を作りこんだ就労移行は初めてです。

これまたまるで会社

個々の作業というのは、自立訓練の記事にも載せた「登竜門」はもちろん、神奈川県や大阪府の事業所とオンラインで繋がって、総勢100人以上が同じお題について考える講座を受けていたり、とにかく各々が与えられた仕事(課題)をこなして上司に報告といったことが繰り広げられておりました。

一般雇用でも障害者雇用でも

「就労移行に行くと障害者雇用を勧められる」
私はこれまでずっとそう思っておりましたが、どうやら都市伝説のようです。ここでは障害者雇用しか受け入れてないですよね?と、失礼なことをスタッフさんに聞いてしまったのですが「そんなことないですよ」と笑顔で否定。一般雇用の方が給与が高いイメージなので、生活のためにも一般雇用を目指したいと思う人は多いはずです。ただ、障害者雇用にも「配慮してくれる」という大きなメリットがありますので、悩んで立ち止まるのではなく、その悩みを就労移行に持ち込みましょう!

就労移行は筋トレと同じ

家で静養していればストレスなく過ごせます。ストレスなく過ごせれば、次第に病状は安定するかもしれません。就労移行は、お金をもらえるわけでもないのに課題を渡され、周りに気を使いながら過ごさねばなりません。そこに通い続けるなんて、正直なところ面倒でしかありません。でも、ジムに通って汗水垂らして筋トレしていたら、知らぬうちにムキッとなっていたっていうのと一緒で、就労移行は体力や精神力を養って自信をつけるトレーニングですから、どうしても負担は付き物です。

最後に

今回、自立訓練と就労移行を見学させていただいたKaienさんには心より感謝申し上げます。

そして、最後の最後に当院の宣伝もさせてくださいm(_ _)m
自立訓練や就労移行には利用期限があります。利用するにも見学や手続きが必要です。たとえば、さくっと自分の体力や精神力を確かめたいとか、期限があるならその前に少し体をならしたいなどあれば、当院のデイケアを使ってみるのはどうでしょう。
就労支援プログラムは月曜から木曜の週4日(13:00~16:00)で開いています。週4日で動ける自信のない方は、月曜と木曜の週2日(10:00~13:00)のコースもございます。

週4日のコース

それでは次の記事をお楽しみに。

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