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日々の生活 〜認知症の親と〜 R6.7

認知症の親
2024年(令和6年)7月
離れて暮らす親との出来事

今月からタイトルを少し変更してみました。


生活の中で。

デイサービス

デイサービスから、お風呂の改修工事があるため、1週間入浴できないとの通知が来ました。
本人にお手紙で通知だったため、私は親から聞いて、状況把握に手間取ってしまいました。
次回、入浴がない事で親の頭の中はいっぱいで、ほぼパニック状態。
この小さな変化に対応できない。
朝から晩までゴロゴロしながら、通知を読んではウロウロ。通知を読んではウロウロ。の繰り返し。
ビデオ通話をつないでも、同じ話しを繰り返し続ける。
バスタオルと着替えを、持っていかなくて良いだけなのに、持ち物を準備できません。(持って行ったって、使わないだけの事なのに)
親の頭の中には理由がある。
その理由は、
入浴が無いので荷物が少ないから、小さめのバッグで行きたいのだとわかる。
しかし、どのバッグを持っていきたいのか、何を持っていくのかを整理できないのが今の認知症親の状況である。
しかし、私の説明は聞く耳持たずで不機嫌になる。
結局、ビデオ通話で何度も何度も繰り返される親の話を聞きながら、少しずつ苛立ってしまう私がいる。
なんとか持ち物はメモに書き出すことができたので、頑張ってやっと決まったバッグに入れてね。

見守りカメラで確認したら、夜一生懸命、持ち物整理していました。
私が余計なことを言うと、全部出して見せてくれるのが目に見えてるし、そうするとまたやり直しになってしまうので、黙って見送ります。

だらしないいちにち

どこにも出かけない、誰も来ない親の一日。
朝から晩までパジャマのままで過ごす。
そんな親の姿を見るのは私の心が病む。
布団を敷きっぱなしで、食べる以外はゴロゴロしている。

デイサービスの持ち物

デイサービスのお風呂の改修工事が終わり、次回からお風呂に入れることになりました。
さて、問題は持ち物の準備です。
お風呂がないからと、小さめの手提げバッグに入っている持ち物を、元のバッグに入れて、バスタオルや着替え、濡れたタオル類や着替えを入れるビニール袋等、準備しなければなりません。
しかし、認知症の親は、小さめの手提げバッグで行こうとします。
荷物は当然入りません。
説明しても言うことを聞いてくれません。
「いちいちうるさいなぁ。」
今回は、母の言葉を受け流すことができませんでした。
「だったら好きにすればいいよ。」
怒鳴ってしまいました。

もう、朝晩のビデオ通話がストレスになっている。
このまま続けることが良いことなのだろうか。
私自身が立ち止まって考える必要があるんじゃないかなと思う。

テレビのリモコン

夜、テレビに変なのが映っていると電話が来た。
起きたら変になっていたと言う。
ゴロゴロしながらテレビを見ていて、リモコンのどこかを触ったのだろう。
もう寝るからと言って、指示しても操作をしようとしないので、テレビを消して、一旦終了。しかし同じ電話が10分おきにかかってくる。
もう寝るんじゃなかったの?
操作を説明しても、そんなボタンは無いという。
テレビの電源を切ったら、次に起動するときは、地上波に戻っていてくれれば良いのに、親宅のテレビは、切った時の状態が維持されるみたいだ。
見守りカメラとスマートリモコンを操作して解決したが、私ののんびりお休み気分は台無し。
そして、リモコン操作ができないのか、話を理解できないのか、いずれにしても会話が成立しなくなってきた現状を突き付けられる出来事でした。

見守りカメラ

親の見守りのために設置している見守りカメラからのアラート通知が全く来ない。おかしいと思い接続しようと試みたが、起動せずにエラーになってしまう。
リセットしたらなおるのか、壊れてしまったのが、現状では判断できない。
また行ったときにやる仕事が増えてしまった。
このところ本当に憂鬱です。

エアコン

機械物にとても弱い母。

私が親と暮らしていた頃、我が家にはエアコンがまだ有りませんでした。
エアコン設置してからは、常に父が操作していました。
そのため、母は全くエアコンを触りません。
なので今は、私がリモートで操作し放題です。
この暑い夏、エアコンを切ってしまう親御さんに悩まれている方からすると、ちょっと良さげでしょ?
でもね、母は窓もドアも開けっ放しです😖
そうです。エアコンが入っていることを忘れています。いや、エアコンの存在自体を忘れているのだと思います。

認知症の状況。

母の記憶の中の私

親戚の親宅への来訪後、ご機嫌な母から聞かれたこと。
母「〇〇(私の名前)は高校に行った?」
私「行ったよ」
母「ここから高校に通ったの?」
私「そうよ」
母「どうやって?」
私「自転車で」
母「全然覚えてないわ。そうなのね・・」
私は家族と折り合いが悪く、母も私に興味無かったからなぁ。
母の中で、私を育てた記憶が消えているみたい。
ヘルパーさんに兄の自慢は良くするけど、私の話ってしないし。
親戚の中で私が最初に母の記憶から消えてしまうかも。
まぁ、仕方がないか。

要介護1

3月に認定調査した介護認定が、変更なしの要介護1というお知らせがケアマネさんから来ました。
3月から、もう随分悪化していると思うけど、一人暮らしができているということで、要介護1みたいだ。
しかし、私のほうがもう無理が効かないと思っている。
今まで、私はできる限り遠距離でリモート介護をしてきたし、月に一回程度は訪問もして雑務もこなしてきた。これからは、介護のプロにできる限りお願いしていきたい。
しかし、かゆいところに手を届かせてほしいと思う部分は、介護保険では、「それはご家族で」と言われちゃうのですよね。当然ですが。
親を手助けしてくださるプロの方には大変お世話になり、感謝でいっぱいです。
とはいえ、言い方は悪いけど、認知症親の介護は、家族の誰かの犠牲の上に成り立っている部分が多々あると思う。

これからの生活を考えると、
親自身も多少の不便は我慢してもらい、私もできる範囲で無理せずに動き、お互いにストレスをためないように、多くを求めすぎないようにしないとね。

朝昼晩

今日はどこにも出かけない、だーれも来ない、自由な一日。
私だったら嬉しいけれど、認知症の親にとっては何も無い暇な一日。
ゴロゴロして、起きたら食べて、またゴロゴロして。この繰り返し。
夕方のビデオ通話。
「もうご飯食べてのんびりしてたの。朝ご飯は食べた?」と聞かれた。朝から時間が止まっていた模様。
今、夕方だよ。と言うと、「ありぁ~、ボケてるねぇ。」と笑っていた。
メリハリの無い生活が、認知機能を更に低下させている。

その他。

母は楽しそうでした

今月も親宅を訪ねました


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