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認知症の親宅訪問(202407)

毎朝毎晩のビデオ通話で、かなりギクシャクしている親子関係を、修正?確認?が必要だと感じました。
さらに、話し方、顔つきなどから、認知症のステージが進んだような気もして、親宅に行ってきました。


今回の予定。

お墓の掃除。
ペットボトルのお茶と麦茶の補充と日用品の買い足し。
最近難しくなってきたデイサービスの用意の状況確認と対策考案。
一台動かない見守りカメラのリセットと場合によっては入れ替え。
母の認知症の進行具合の見極め(難易度高過ぎ!)
そしてもちろん洗濯!!

超ご機嫌。

デイサービスから戻った母は、とてもごきげん。
朝晩のビデオ通話でのギクシャクが嘘のように、穏やかに話が進む。
私の話はちゃんと聞いていないけど、楽しそうにデイサービスの様子を話しながら、食べる、食べる、食べる。
食べ過ぎでお腹壊さないでね。
布団に入る時の言葉。
「あぁ~、お腹いっぱい♪」

台所仕事。

電子レンジに解凍したご飯が鎮座しておりました。

食器棚に、ちゃんと洗えていないお皿が何枚も入っていました。

計量カップをコップ代わりに使うのは仕方がないけど、その都度洗っている形跡がありません。

まずは洗い物から始まる母宅台所仕事。

見守りカメラ復活。

様々な確認には必須の玄関のカメラがみごとにエラーコードを返してきていた。
ゴミ出しに行ったかも、誰が来たのかもわからなくて、不安を感じていました。

電源入れなおしてダメならリセットしてみようと思いながら、電源を切って入れ直してみました。
無事復旧!でも、心配なので別室のカメラと入れ替えました。

お洗濯できました。

相変わらず毎日同じ部屋着を着ている母の部屋着とパジャマとタオル類、そしてシーツも洗濯。
順調、順調。

「手洗いしてるから!」と言う肌着類を
「お母さん、リウマチで手の力入りにくいでしょ?手洗い大変だから洗濯機で洗っちゃっていい?」
勢いで押し切ろうかと思ったら、
「手が痛くて上手に動かないのよ。」
なんか今日は素直。
本当に手が痛いのかなぁ?
とそこに、思いもよらない場所からお洗濯物が出土いたしました。

つけ置き後、洗濯機で洗うことに成功。

手はいつもどおりに使えている様子。良かった。
しかし、右足の膝が痛そう。
湿布を貼って、様子見。

お片付けそしてお掃除。

散乱する段ボールをまとめる。
それにしても、なぜあちこちにばらまくのか。

部屋の中を歩くと、足の裏に色々くっつく。様々なお菓子のくずのミックスかな。
掃除機かけてるのに、椅子に座って高みの見物をきめこむ母。

歌などうたってご機嫌です。
しかし音痴すぎてなんの歌なのか分からないよ。

歌いながら掃除機かけてくれないかしら。

噛み合わない会話

母との会話が難儀だ。
認知症の進行で会話を理解できないのか、耳が遠すぎて聞き取れないのか、その両方なのか。

母は元気に話をします。母の話を聞くのは良いのですが、私の話を伝えることができません。

話を聞いて、母は返事をしますが、聞こえていないなぁ、理解できていないなぁ、と表情からわかることも多いです。でも、明らかに聞こえていないのにうなずいていたり、的外れな返事をしたりします。

見た感じ、伝わったかなと思っても、トンチンカンな返事が返ってくると、
聞こえていなかったのか、もう会話が理解できなくなってしまったのか、瞬時に忘れてしまったのか、わかりません。

聞こえなくて、聞こえても理解できなくて、わかっても瞬時に忘れてしまう?
会話が成り立たないのって、原因は複合的な要因から来るのだと思いました。

感想

次はお盆休みでも良いかなぁと思っていたけど、今月も親宅を訪問。

毎朝、毎晩のビデオ通話での会話がギクシャクして、親子関係が悪化していたけれど、直接顔を合わせたことで、お互いにおおらかな気持ちを少し取り戻せたことは良かったと思う。
安心感が違うのかもしれません。

認知症の症状がどこまで進行したかを見極めることは短期間では難しかったです。
ただ言えることは、
短期記憶は秒速で消え去り、
耳の聞こえは更に悪くなっていて、
確実に理解力は落ちている
ということ。

私の言葉が母に伝わるように、母と私に合った会話の伝達方法を考えていきたい。

認知症。
親子関係が決して円満ではなかったので、親との思い出はそれほど多くない。その数少ない思い出が親の記憶から消えていたり、記憶がすり替えられて共有できなくなっていく事に、わずかながらもさみしさを覚えた今回の訪問でした。

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