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『転職したけど1ヶ月で休職した話』


⚫︎私の看護師歴について

まず私の看護師歴についてお話ししますね!
卒業は岡山県にある”旭川荘厚生専門学院”です。ここで保育科と看護科を経験しました。つまり、保育士資格と看護師資格を持っているということです。

徳島県の公立高校を卒業し、はるばる岡山県へ行ったわけですが…
本当は最初から看護師を目指してました。
落ちたんです!看護科に🤣
しょうがなく保育科へ行きました。

学院の先生から、成績優秀で人柄良好であれば簡単な面接で看護科へ編入できるよ!ということだったので…無事達成😏👍
その後3年間がんばった末、なんとか…なんとか!看護師資格を取得することができましたよ〜😂(めっちゃギリギリで!笑)

里帰りで徳島県へ戻り、腎・泌尿器科と透析のある急性期病棟へ1年半。
その後、神経内科の慢性期病棟へ5年。
そこから精神科病院のデイケアへ1年半。
そして、現在の訪問看護へということになります。


⚫︎訪問看護へ入職するにあたって

R5/11/20に入職しました。まだ全然経ってないやないかーい!って感じですよね🤣自分でもそう思います笑

でもちょっと皆さんに聞いてほしいことがあったので書かせてくださーい!

いやね、看護師って大体どこ行っても”看護”そのものはほとんど変わりないと思うんですよ。しなくちゃいけないことが各々違うだけで。
ただ、病院とか施設は複数人で患者を見たり、緊急対応ができる設備が整っていたりするわけですよ(もちろん場所によります)。

でも、訪問看護って設備なんてもちろん整っていないし、患者本人や家族からすれば、その場で何かあった時に頼れるのはその場に居る看護師だけなんです。

だから、その場で起きた出来事に対して自分一人で対応しなくちゃいけないわけで。訪問看護なんて絶対無理!!!と、少し前までは思ってたんですよ🤣


ところがどっこい、どういうわけか今、訪問看護で働いているという🤔
どうしちゃったんだ自分😂って感じなんですが…


私は看護師をし始めて8年目になります。
その間に思ったこととして、
・一つの場所に留まれないこと。
・病院のやり方に納得できない。
・やっぱり自分は”看護”がしたい!
などなど…色々思うことがあり、今回思い切って訪問看護へ転職しました。

で・す・が
これまた驚くほど労働環境が酷い場所でした( •᷄ὤ•᷅)
そのことについて、これからお話ししていきますね。


⚫︎訪問看護の労働環境について

この項目に関しては、休憩時間と残業について記載しています。
法律に基づいた事柄を書いているので、読むのが少しばかりしんどいと思います。
スルーしていただいても構いません。
私自身が、「ここが気に入らなかった」ということを大まかに書いていると思ってくださって大丈夫です。

①休憩時間

入職する前から、ある程度は覚悟してました。
緊急で訪問することもあるだろうし、取れなくなったり、時間が短くなったりすることもあるだろうと。

訪問件数は平均4件。件数に関してだけ見ると、他の事業所に比べればとても少ないと思います。何にそんなに時間を取られるかと言うと、移動時間です。
患者宅 から次の患者宅まで平均30分も掛かりました。遠いご自宅へも行くということは、もちろん入職前から分かっていたことです。面接の際に聞いていましたから。
ですが、それは休憩時間がきちんと確保されているだろうと思っていたからです。


労働基準法第34条で、労働時間が
6時間を超え、8時間以下の場合は少なくとも45分
8時間を超える場合は、少なくとも1時間
の休憩を与えなければならない、と定めています。

厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/roudoujouken02/jikan.html

そもそも、休憩時間とは、労働者が権利として労働から離れることが保障されていなければなりません。(これが出来ていない場所が多いこと多いこと…。)
従って、待機時間等のいわゆる手待時間は休憩に含まれません。
昼当番で昼休みが費やされてしまった場合、会社は別途休憩を与えなければなりません。

と、厚生労働省で定められています。
つまり、移動時間は労働している時間であって休憩時間ではないんですよ。
労働から離れられていませんからね。
あまりにも休憩時間がきちんと確保されていないことに唖然としました。
もちろん別途休憩なんてありませんでした。

さて、次の項目へ移りましょう。


②残業

そもそも皆さんは、残業の定義をご存知でしょうか?


⚫︎原則は労働基準法第32条で1週間40時間、1日8時間と決まっています。
これを超える労働を法定時間外労働と言い、いわゆる残業ということになります。
(一部、文章を除外しています)
⚫︎また、休日は原則として、毎週少なくとも1回与えることとされています。(法定休日と言います)
⚫︎法定労働時間を超えて労働者に時間外労働をさせる場合や法定休日に労働させる場合には、
≫労働基準法第36条に基づく労使協定(36(サブロク)協定)の締結
≫所轄労働基準監督署長への届出
が必要です。
⚫︎36協定では、「時間外労働を行う業務の種類」や「時間外労働の上限」などを決めなければなりません。

厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/roudouzikan/index.html

上記は法律に基づいて決められています。
また、あくまで定めているものであり、事業主は労働者を守るため、必要最低限に止める努力をしなくてはなりません。
つまり、時間外労働が多ければ多いほど、少なくなるよう努めなければならないんですよ、事業主は。

労働者の心と体の健康を守るためには、時間内に収まるように労働環境を整えることが経営者の役割だと私は感じています。

訪問看護では、緊急で自宅訪問することももちろんあります。
残業となってしまうことも残念ながらあります。
その時に大事なのは、やはり残業代がきちんと支払われるかどうか。
この残業代に関しても、法律で定められています。

残業代にかかる割増率は、対象条件によって異なります。

その点に関しては、このブログが見やすいかなと思います。
とは言っても、難しかった😱
計算式としては、「1時間あたりの基礎賃金×割増率×残業時間」です。

そもそも、残業代を15分単位や30分単位でないと支払わないという企業が多いですが、1分単位で計算しなくてはならないという決まりがあるのを知っていましたか?

一応、例外はあります。月の総残業時間に対して30分未満は切り捨て、30分以上は1時間に切り上げることができます。
また、残業代を計算した際に1円未満の端数が発生した場合は、就業規則に規定することで50銭未満を切り捨て、50銭以上を切り上げる処理をすることが可能だそうです。

ちなみに上記はjinjar Brogさんに記載されているので、ぜひ目を通して見てください。


休憩時間と残業についてお話しましたが、これだけでもお腹いっぱいになりそうな内容ですね(_ _).。o○
読みにくい箇所もあると思います、私もまだまだ勉強不足で申し訳ありません。

ただ、これだけ定められているにも関わらず、休憩時間をきちんと確保できる環境を整えていないこと。定時までには絶対に終わらない時間の組み方。定時を過ぎてもその分の給料が支払われない環境。

これらが私の心と体を蝕み、結果1ヶ月という短期間で適応障害という病名がつきました。



⚫︎適応障害と診断を受けて思ったこと

入職してから3週間ほど経ったあたりから、自分の中で少しずつ良くない変化が起こり始めました。大きく4つほどあります。

◉ご飯が美味しく感じられないことが増えた。
◉大好きな趣味が心から楽しむことができない。
◉休日も心が休まらない。
◉仕事のことを話すと泣いてしまう。

これらが日に日に大きくなりました。
終いには、仕事から帰ってきた途端に泣き出してしまったんです。
そんな私を見て、”これはいけない”と感じた恋人が、すぐに仕事を休んで心療内科のクリニックへ行こうと勧めてくれたんです。

実は彼も仕事で心を病んでしまったことがあるので、私の異変にすぐに気付き、早々に対応してくれました。

やはり案の定、適応障害という診断を受けました。
クリニックへ行った時には、すでに休んで2日目だったのですが、少し回復していました😂
ですが、医師から言われた言葉で、「そのまま仕事を頑張って続けていれば、鬱になっていたと思いますよ」とのことでした。

鬱になれば、個人差によりますが、回復するのに多大な時間を要することも少なくありません。
なので、私はかなりラッキーだったと思います。

少し話が逸れますが、私の彼も心を病んだと言いましたよね😌
彼は10年近く勤めていた職場でしたが、元々上司とは馬が合わず、衝突することも少なくなかったようです。それでも頑張って勤めていたわけですが。
色々な出来事が重なり、心と体が限界を迎えつつありました。
そんな彼の様子をいち早く察して、クリニックへ誘導したのは私です。
一番身近にいたからこそ、彼の変化に気付くことができました。


ここで何が言いたいかと言うと!
身近な人や大切な人の変化にはわりと気付きやすかったりすると思うんです。誰しもね。
ただ、自分自身のことになると、途端に視野が狭くなって変化に気付くのが遅くなったり、気付いているにも関わらず気付かないフリをしていることがあるんじゃないかと思うんです。

自分の身は自分で守れとよく言われますが、やはりなかなか難しいと感じます。
家族や恋人、信頼できる友人等、自分のことをよく見てくれている人達だからこそ気付くことができるのではないかと思うんです。
そういった人が身近にいないと言われると、自分で気付くしかないのですが…。


⚫︎今後の方向性について

『看護』そのものは好きなんです。なので、もう自分で立ち上げちゃおうかと思います。訪問看護ステーション!
彼も賛成してくれており、一緒にすればいいと言ってくれたので(๑و•̀ω•́)و
一緒にやっちゃうぜ!

今ですね〜、どんな訪問看護ステーションにしていこうかと、色々考えているわけです(`・ω・´ゞ
その中でも、こんな風にしたいねということを、いくつか挙げてみます!

⑴労働基準法を完璧に守る(当たり前のことなんやけどね…)
⑵スタッフの幸せを第一に考える職場でありたい
⑶eWELLさんにご指導いただきながら勧めていく
⑷患者・家族等、私たちに関わる全ての人が幸せになれる職場作り

素人なりに考えていることです。
中には、そんな甘くないとか、できるはずないとか、思う方は多いと思いますが、
私たちはやります。やると決めたからやるんです。
他人の発する負の言葉なんて、これっぽっちも当てになりません。


なので、やります!最強の訪問看護ステーション!立ち上げます!


ここまで読んでくださり、心から感謝します。
お時間を割いてくださり、ありがとうございました。
よろしければ、また覗いてくださいねヾ(*´∀`*)ノ
更新は私の気分次第なので遅いですが😅
どうぞよろしくお願い致します。

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