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「過小評価しないで」と娘は言った #芯家族

あの日から1週間。
今日は塾の先生に返事をする日です。

仕事を終え、そのまま娘を迎えに塾へ車を走らせる。
運転しながら、私は2日前のことを思い出していました。

地元中へ行く。
中学受験はしない。

私と妻の前でそういった娘は、
もう泣いてはいませんでした。


その前夜、私は娘にこんな手紙を書いていました。

おめでとう!
あなたは今日はじめて、人生の大切な決断をしました。
 
あなたの決断を尊重します。
地元中で、いきいきとした学校生活を送れるように応援します。
  
覚えておいてほしいことがふたつ。
 
ひとつめは、「成長したいと思うなら、いつもいい環境にいられるようにする」ということです。
 
あなたがよくなりたいなら、成長を願う人と一緒にいることです。
成長を願う人はどこにでもいます。
でも、場所によって人数がぜんぜん違います。
 
人は、いつも一緒にいる人と同じような考え方になるものです。
「この人たちと一緒にいると、元気が出る!」
そう思える人たちの居場所を探してください。 
 
ふたつめは、「誰もがいつか離れ離れになる」ということ。
 
仲のいい友達も、いつかは自分の決めた道に向かって歩き出します。
お父さんとお母さんも、いつかあなたとお別れします。
 
その日が来るまで、一緒に楽しく暮らしましょう。
わたしたちは、あなたのことが大好きなので。
 
ただ、その日が来るまで、力をつける努力を続けてください。 
 
あなたの名前には、7つの願いが込められています。 
その願いを叶えてください。 
 
2023年10月15日 
もうすぐ12歳の誕生日を迎える娘へ

お父さんとお母さんより

この手紙を書いた時から今に至るまで、すべてが予定調和でした。

誰もが、結果が見えている状態で、いつも通りの時を過ごす。

不思議な感じでした。
でも、予期していた以上に、穏やかな気持ちでした。

わかっていることを受け入れる、とは、こういうことを言うんでしょう。


子供たちって親が思うより賢いし、成長も早いです。

僕らは「子供だから」とつい過小評価してしまう。
僕ら大人だって自分に制限かけて「できない」と思い込んでる。

だけどあなたが無理だと思っているそれは全部できるんです。

石崎力也 10/15メルマガ

娘の決断は、「親から離れる」という意思表示。
私の収穫は、その意思表示を子どもが見せてくれたこと。

どんな子どもでも、親から過小評価されたくはないでしょう。
このレールに乗らなければあなたはきっとうまくいかない、なんて言われたくない。

残念ながら、
私はこれからもレールを敷きます。
そして、そのたびに娘と話し合いをするでしょう。

あと何回、そういった機会を持てるのか。

楽しみに思えてきました。


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心理学修士(学校心理学)
 
NPO法人日本交渉協会認定「交渉アナリスト」1級
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一般社団法人7つの習慣アカデミー協会主催
「7つの習慣®実践会ファシリテーター養成講座」修了


思いつきと勢いだけで書いている私ですが、 あなたが読んでくれて、とっても嬉しいです!