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RX1は愛おしいカメラ

今自分が持ってるカメラは2つ。両方SONYのRX1とα7III。α7IIIも本当に満足度の高いカメラで好きだが、それ以上にRX1が愛おしく、スナップで使う頻度も段違いに多い。

そんな個人的RX1の好きポイントを書いてみた。

RX1ってどんなカメラ?

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2012年発売、世界初のフルサイズセンサーを搭載した「レンズ交換できない」カメラ。フルサイズセンサーというのは、簡単に言ってしまうとフィルムカメラでいうフィルムの部分がめちゃデカいという意味。だからめちゃきれいに撮れる。

もともとフルサイズのデジタルカメラというのは存在していたが、基本的にレンズ交換式カメラだった。そしてそれらのレンズも本体も、めちゃデカくいかにも「プロ用」みたいなものしかなかった。

しかし、このRX1は、一般的なフルサイズカメラとは比較にならないほど小さく、当時(たぶん)話題になるほど尖ったカメラだった。

コンパクトさは正義

電化製品って大体そうだが、高機能になればデカくなる。でかくなると重いから持ち出す頻度も減る。例えば旅行先でレストランに入ったとき、今までのでかいプロ用カメラみたいなのは憚られる。。だからスマホとかで撮るが、「ああ、カメラ持ってくればよかったなぁ」ってあとで思う。

コンパクトになるとこういう「持ってくか悩む」がかなり減る。「とりあえずかばんに入れておく」ができる。また、コンパクトなだけでなく、クラシックカメラ風(?)の外観が持ってて楽しい。本体が軽めなので、カメラストラップ(首からぶら下げるための紐)もゴツいのではなく、好きなデザインを選べる。

そしてコンパクトなのにとても良い絵が出る(自分の写真でそれが伝わるかは別として…)。きれいなボケもうれしい。レンズ交換をしないという選択は、その分くっついてるレンズに全てが専用設計されたという意味でもあり、「ゾナーT*」という高級レンズブランドの旨味が存分に発揮されている。

しかし、これらは買う前からわかっていたこと。発売から8年経った今もRX1が好きだと思う理由はもっとある。

良いところが、すごく良い

前述した通り、このカメラはレンズが交換できない。なのに、発売当初の価格は22万円ほどした。いわゆるコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)の中ではかなり高い部類に入ったと思う。

また、AF(オートフォーカス)はかなり遅いし、一発でピントがあわないことも。動画機能はついているがビミョー。バッテリー持ちやノイズ耐性も最新機種と比べると気になる。背面液晶も今は珍しい本体固定。

しかしそれがいい。こんなに高価でできることも少なく、気になるところもたくさんあるが、それでも自分がこのカメラを良い、と思えるほどに驚異的に小さく、きれいな絵が出る。不便さを楽しむ、とかではなく、単純に「良いところがすごく良い」のだ。色々犠牲になってるのかもしれないが、それで実現してるこのコンパクトさと考えれば、すべて納得できる。

今はなんと発売時の半額近い価格で新品が流通してるみたい。興味がある人は是非一度見てみてほしいカメラです。


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