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読書記録11📚「私のスフレ」林真理子

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まだ見ぬ恋人に思いを寄せていた自意識過剰な女の子・・・。甘酸っぱい記憶がよみがえる追憶のエッセイ集。


成功を収めた作家のひとり、林真理子さんの学生時代の記憶を綴ったエッセイです。

ずっと前に読んだことがあって、ほとんど中身は覚えてなかったのですが一つ印象的な言葉を覚えていて、あれもう一度読んでみたいなぁと思い再読してみました〜。印象的な言葉はこちら。


「女というのは、十五歳の時にどういうポジションにいたかということで全てが決まってしまう」


15歳の時にモテたり優位に立っていた女の子はその後も似たような人生を歩む。もし違った方向に行ったとしても、モテていたという記憶は彼女のプライドを高くする。辛い目にあった子は後々向上しても、やはり卑屈さを引きずってしまうという持論。


めちゃくちゃ納得します。人は、その人の記憶で、人格や考え、行動する時の方針みたいなものが形成されてると思ってます。単純な話、何かに成功したならその記憶が自信に繋がって、その後も積極的に行動すると思うし。逆に失敗したなら、もうやめとこうとかそれなりに消極的になると思う。かなりセンシティブな時期である思春期の記憶は、その人の今後の考え方•生き方を大きく左右すると思うのです。

以上、単なる心のメモでした〜



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