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Insights & Experiences

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各業界テーマに関するトレンドやイベントレポートなど、インサイトを得られるような記事を幅広くお届けしています。企業パートナーのインタビュー記事もこちらからご覧いただけます。
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#スタートアップ

Event Report: 業界横断のスタートアップ共創によるカーボンニュートラルへの挑戦 in 積水化学工業

日本は脱炭素社会の実現に挑戦し続けており、政府は「温暖化対策『ビヨンド・ゼロ』実現までのロードマップ」を策定しています。2020年10月26日、菅義偉元首相は、日本が2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすることを呼びかけました。この大胆な公約により、日本は30年後にカーボンニュートラルになるための道を歩むことになります。経済産業省によるとロードマップの重要なポイントは、「経済界とともに『経済と環境の好循環』を実現するために、資源を最大限に活用する」ことです。

改正保険業法により可能となった保険会社グループのビジネスモデル革新

2021年5月に銀行法や保険業法など各法律の改正案が成立し、銀行や保険会社の業務範囲が拡大しました。業務範囲規制の緩和により、新しい事業やビジネスモデルの追求が可能となりました。そこで今回、森・濱田松本法律事務所パートナー弁護士の増島先生をお迎えし、「改正保険業法により可能となった保険会社のビジネスモデル革新」をテーマに、業務範囲の拡大状況、保険会社の今後のサービス、そして保険会社とスタートアップの協業可能性についてお話いただきました。 (本内容は2021年9月3日に開催した

未来のホスピタリティを考える店舗実験ー 近鉄GHD x PLEN Roboticsインタビュー

新型コロナウイルス感染拡大により、消費者の行動は変化を余儀なくされました。商品の選定から決済に至るまで顧客のデジタル体験が促進され、バックオフィスを含むリテール業務全般のDXも加速しています。非対面・非接触の需要が拡大しているニューノーマル時代において、実店舗が提供できる価値や店舗における購買体験の新たな意義を考える取り組みとして、株式会社近鉄百貨店とPLEN Robotics株式会社の実証実験に焦点を当てお話を伺いました。 インタビュイー 近鉄ベンチャーパートナーズ株式

【後編】オープンイノベーションを進めるうえでのボトルネックと解決法

前編では、イノベーションを促進するうえで必要な7つの要素のうち、イノベーション活動初期に注力すべき2つの要素として「推進担当者のドライブ力(人材)」と「トップのコミットメント(ビジョン・戦略)」について触れました。後編では、オープンイノベーションを進めるうえで大手企業が傾向として抱える課題や、その解決法についてPlug and Play Japan COOの内木遼とPlug and Play Japan New Materials Directorの新井に話を聞きました。

【前篇】オープンイノベーションを促進するうえで優先的に取り組むべき2つの要素とは

企業が持続的に成長し続け、新たな市場機会を創出するための取り組みとして、注目が集まったオープンイノベーション。各企業の特色を活かしたイノベーション活動ををしてきた中で、既存事業との戦略シナジーや、人的リソース不足、社内関係者との協力体制の構築など、さまざまな課題が見えてきた今、オープンイノベーションに取り組むうえで特に注力すべき領域や、活動をスムーズに進めるためのヒントについて、Plug and Play Japan COO 内木遼とPlug and Play Japan N

社内外の知を集結して新事業の種をそだてる ー ダイキン工業テクノロジー・イノベーションセンターCVC室

空調のグローバルリーディング・カンパニーとして、技術革新を重ね「空気」と「環境」の新しい価値を創造するダイキン工業株式会社(以下、ダイキン)。社内外の知恵・技術の融合に向けて、2019年には110億円の出資枠を設け、スタートアップ企業との協業を推進する組織として、テクノロジー・イノベーションセンター(以下、TIC)にCVC室を設立。2020年にPlug and Play Osakaのファウンディング・アンカーパートナーとして参画され、スタートアップとの協創を加速させるダイキン

【イベントレポート】全国アカデミア発スタートアップ大集合! CENT Pitch拡大版

2021年7月14日にの共済イベント「全国アカデミア発スタートアップ大集合! CENT Pitch拡大版」 (以下、 「CENT Pitch拡大版」)を開催しました。 「CENT Pitch」とは、名古屋大学とOICXが毎月開催されている中部圏のオープンイノベーション/スタートアップエコシステム醸成を目的としたピッチイベントです。 今回は「CENT Pitch」の一環として、また「Nagoya Access Point Project」(以下、「NAPP」)の一環として、2団

【イベントレポート】エネルギーの未来〜日本の動向とトレンド〜

こんにちは、Plug and Play Japan Energy Program Managerのアルダウシです。 先日開催されたEnergyプログラムのIndustry eventについてご紹介いたします。2021年6月24日に「エネルギーの未来〜日本の動向とトレンド〜」をテーマに、基調講演及びパネルディスカッション形式の招待制イベントを実施し、約85名の企業やスタートアップの方々にご参加いただきました。ご視聴いただきました皆様、ありがとうございました。 背景 前回のN

大手企業とスタートアップの架け橋として、共創を円滑にするPlug and Play Japanのサポートとは

Plug and Play Japanには、プログラムの企画・運営を通してスタートアップの事業発展をサポートをする「Program Manager(以下、PM)」と、企業パートナーのオープンイノベー ションの推進・活性化に貢献する「Partner Success(以下、PS)」というチームがあります。 当社では大手企業とスタートアップをマッチングするだけではなく、コミュニケーションスタイルやスピード感が異なる企業間のギャップを埋め、よりスムーズな共創へと繋がるように、伴走者と

素材・化学分野におけるアクセラレータープログラムの開始 〜 Deep Techスタートアップ×大企業による社会課題解決の可能性 〜

 はじめまして、Plug and Play JapanのNarumi Araiと申します。新テーマ "New Materials"の第一弾の記事として、テーマの概要と強調したい点についてお伝えいたします! 素材・化学領域の新テーマ立ち上げ Plug and Play Japanは2021年6月に新テーマである“New Materials”のアクセラレータープログラムを開始した。本テーマでは素材・化学領域のDeep Tech(*1)を用いてグローバルな社会課題解決を企図する8

Energyプログラムが始動します

初めまして、Plug and Play Japan Energy Program Managerのアルダウシです! Plug and Play Japanでは、新たな業界テーマとして「Energy」プログラムを2021年夏より開始いたします。参考: 「Energy」プログラムの背景・目的2016年のパリ協定により、温室効果ガス削減に対する各国の意識の強まりに伴い、世界中からクリーンテックへの注目が以前にも増しています。日本企業におけるクリーンテック分野に関連する活動も

「毎日の歯磨き」から全身の健康へ 新たな疾病予防を目指すNOVENINEと第一生命の挑戦

Plug and Play Japanのプラットフォームを通して出会った第一生命保険株式会社(以下、第一生命)と、株式会社NOVENINE(以下、NOVENINE)。両社は先進テクノロジーと歯科治療を融合させた新たな取り組みを目指し、およそ1年にわたる協議を経て、浜松市が主導する官民連携プロジェクト「浜松ウエルネス・ラボ」*のフィールドにて、社会実証研究を実施することになりました。 今回、NOVENINE 代表取締役社長兼CEOの竹山氏と、第一生命 Dai-ichi Life

Fintechの本質と未来〜いまこそ啐啄同機を〜

Fintechは1980年〜1999年に誕生してから市場として成熟してきている一方で、これから大きく変革を起こせる市場でもあると捉えられています。 近年ではEmbedded Financeという概念が浸透しはじめており、異業種からの参入も増え、金融サービスの提供主体が伝統的金融機関から変わり、金融機能のシームレスな連携も増えてきているなど、新たなフェーズを迎えようとしています。 そこで今回、一般社団法人Fintech協会で代表理事会長を務める沖田氏をお迎えし、Fintechの

「J-Startup KANSAI」 経済産業省 近畿経済産業局 インタビュー

経済産業省によるスタートアップ育成支援プログラム「J-Startup」。地域における有望なスタートアップを支援するため、昨年「J-Startup KANSAI」が始動、10月には31社の京阪神出身スタートアップが選定されました。 Plug and Play Japan では、" To build the world’s leading innovation platform and make innovation open to anyone, anywhere. "という