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今大会で、引退を考えています。
「引退を考えてる」って話を公の場でしている選手を見たことがない。多分、引退しなかったときに「中途半端」「行ったり来たりで何しているかわからない」などと周りからヤジが飛んでくるからだろう。
私も一度、引退宣言をしたときに「応援しにくい」と又聞きしたことがある。たしかに「ソフトボールをしている本庄遥」を応援しているのならば、行ったり来たりを繰り返している私は応援しにくいと思う。
でも、私はあえて今回伝えたい。今大会で引退する可能性があることを。
この2、3年が辛くて仕方がなかった
コロナの影響を初めて受けたのは、アメリカへのプロリーグ挑戦。ちょうど韓国やイタリアでコロナが流行りはじめた時期で、日本国内ではコロナはまだ他人事だった時期だった。
渡航した3日目からシティの至る所でロックダウンが開始。宿泊先の拒否通知。余儀なく帰国を言い渡された。
その年に、運よくペヤングに拾ってもらい、国内の実業団でプレー。翌年の2021年にはスウェーデンでもプレーさせてもらった。
アメリカの後もかれこれ順風満帆に見えた私の活動。でも、心のどこかで違和感を感じていた。
違和感の主な原因は、過度な期待に応えたいという責任感。元々は自分のためにプレーしていたソフトボールがいつの間にか見えない他人のために頑張ってしまった。
そのとき書いた記事↓
身近なファンの求めているものに気がつく
ソフトボールを続けるか否かの話を身近なファンに相談したことがある。そこでそこで返ってきた解答は、私が想像するものと真反対のものばかりだった。
好きなことをしたらいいよ。
今まで散々、ソフトボールをしている自分を応援してくれているのかと思っていた。でも、本当に身近な人は「本庄遥」そのものを応援してくれていたのだ。
それに気がついたとき、なんて私は申し訳ないことをしているんだと感じた。今の私はソフトボールより優先させたいことがたくさんあって、引退しても悔いがないくらい時間やお金を費やしてきたことにも気づくことができた。
引退する、かも。
あえて断言しない理由は、今回オーストラリアで投げてみて、もうちょっとやりたいと思うかもしれないから。あと、完全な引退は私の中でなくて、きっと「無期限休止」という形を取ると思う。
一般的に、アスリートはやるかやらないかの二択になる。でも、私は選手を一時的に退いたとしても、ピッチングコーチとして指導もするかもしれないし、ねんりんぴっくで選手として戻ってくるかもしれないので完全な引退はしない。
だからこそ、今回で実質引退みたいな形になる可能性は高いけど、完全にやめるわけではないよと伝えておきたい。
あと、教えることはいつでもできるので、引き続きアスリートとしての講演会やピッチング指導などには積極的に呼んでほしいと思う。多分、チェンジアップだけは永遠にいいクオリティで投げられる気がするので。
今回のオーストラリアが終わったらやること
少し、プライベートな話も増えるのでここからは有料。本当に見たい人だけ見てほしい。
人によってはちょっとびっくりしちゃうこともあるかもだけど。私の中で考えていることは下記の3つ。
①仕事について
②プライベートについて
③趣味について
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