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私は黒でオレンジで、ちょっと濃いパープル

世間の連休を目前にして、仕事がとても忙しかった。

頭を働かせることと手を動かすことが同時にいくつも発生して、自分が2人、いや3人いればいいのにと月並みなことを考えたりしていた。

でも、その忙しさは強くて優しい人たちに救われて乗り切ることができた。

自分も忙しいのに「今日の夜は何が食べたい?」と気遣ってくれる家族(その美味しい美味しい夕食は、空が白む頃に帰宅して明け方の5時に食べた)
私より大変なはずなのにそれを態度にまったく出さない上司。

ある程度の年齢になると、感情に左右されず安定感のある人がもっとも信頼できる。
その優しさは、覚悟や責任、つまり強さゆえんだと分かるから。
私も強さを身につけて、優しくありたいなあ。

「思い出」考

そんな忙しい日々の中で、仕事でご一緒した方とのほんの雑談で印象に残ったことがある。
「思い出を作ることが好きなんだよね、そのために生きてるかも」とその方は言った。
あっ、これは忙しさでかき消してはいけない大切な言葉だと思ったのだ。

思い出を作ること、思い出として心に残しておくこと。
贅沢な旅行も、近所の散歩も、だれかに優しくしてもらったことも忘れないように。

私はこれから大切な人たちと思い出をたくさん作って、そしてその喜びをこの日記のなかで書き留めていきたいな。
言葉にすることで感情の温度が、湿度が目に見えるようになり、そして読み返すたびに蘇るから、
ありがとう交換日記、ありがとう、提案してくれたみなみちゃん。

私のための花束

今週の素敵な思い出のひとつは、幼なじみたちと食事に行ったときのこと。
保育園小学校中学校、とずっと一緒に過ごした友人なので、お互いの家族のことも知っている。かつては毎日のようにおしゃべりして、授業中に手紙を書き合っていた。
人生のなかでそれぞれの選択や変化があり、大人になった今、とても心地よい距離感がある。
ちょっとした節目を祝ってもらって、花束をもらった。(幼なじみのひとりが、お花屋さんもやっているのだ)

「はるかの色ってむずかしい」んだって。

たしかに、私も自分の色ってあまりよく分からないかも。仕事柄もあって、服も黒ばかり着ているし。いや、もはや黒しか着ていない。

「オレンジのようにも思えるし、濃い紫のようにも思える」とたばねてもらった花たちは、遊び心やちょっとした癖、ささやかな歪みがあって、まるで私だと思ってとっても嬉しかった。
彼女たちは、私のヘンテコなところもたくさん見ている。そんな大切な人たちによる、私のための花束。

うれし〜

幼なじみって「ただ同じ年に生まれて、近所で育った」だけではある、元々は。
ただ、ともに過ごしていく中で、互いを尊重し合い、くだらない昔話から将来のことまでなんでも話せるようになった。惰性で続けている関係性ではなく、ちゃんと「なんか会いたくなる」みんななのだ。
そして心底、彼女たちが幸せに健やかに過ごしていてほしいと思う。
願わくば、老いてもゲラゲラ笑いながら、いつかまた私の色の花束を贈ってほしい。

さいごに

我々の永遠のテーマである「インプットとアウトプットのバランス」について。
私は忙しかったり、心に余裕がないと映画も観れないし本も読めない。
「もうパズドラくらいしかできない」と言った、花束みたいな〜の麦くんの気持ちめっちゃわかる。
本当はもっと心をたくさん動かして、自分を好きでいっぱいにしたいのに。

お昼休憩のときにドラマを1話ずつ観ること、私もやってみようかな。インプットも習慣化できるし、あとはシンプルに日々に楽しみが増えるのも嬉しいね。
シーズン1のエピソード3で観て止まっているエミリー・イン・パリスを再開するぞ!
すすめてくれた作品たちも、観たら思いを共有させて!

向き合えずにいたこのバランスについてみなみちゃんと話せたことで、なにかが小さく動き出した気がしています。