192.今の努力も野球をやっていた頃のように、ただ願望を追いかけて……
『ダイヤのA』をマンガアプリで読み始めました。
無料で数話読めるので、徐々に読み進めています。
野球人生の中で最も好きな野球漫画は『MAJOR』でした。
不朽の名作ですね。
吾郎くんと共に成長してきました。
海堂高校の夢島の練習を思えば、と自身の厳しい野球の練習も励まされ、家に帰ってきては録画していたNHKのアニメ放送を家族で観る。
野球部の同期が全巻持っていたので借りながら、アニメよりも先を進む。
そして高校三年生、僕の高校野球の引退の年に、『MAJOR』は完結しました。
最後の見開きで描かれた投球のシーンは、今でも忘れません。
沢村栄純始め、登場人物に影響を受ける
さて、そんな野球漫画を見ていると、当時自分が頑張っていた頃を思い出します。
『ダイヤのA』でいうと、主人公の沢村栄純始め魅力的な登場人物がたくさんいます。
みんな、死にものぐるいで甲子園を目指しています。
人生一度きりの、高校三年生。
すべてをその夏にぶつける面々の、本気の想いがビシビシと伝わってきて、とても面白く、惹き込まれます。
そして、思い出すのです。
自分が高校球児だった頃を。
大学野球で必死に選手のサポートをしていた頃を。
一生懸命です。必死です。
甲子園に行くに相応しいチームなら。
そのチームのレギュラーに相応しい自分なら。
これぐらいの練習はするだろう、というところで、みんな命を懸けるかのような面持ちでやっています。
自分もそうだったのかな、と思いました。
今はそうなのかな、とも思いました。
願望相応の自分であるかどうか
高校時代は、家に帰ってから、1時間〜長くて3時間以上、素振りをしていました。
多くて500〜700本ぐらいは振っていました。
なんでそんなに面白くもない素振りを続けていたかというと、打ちたかったからです。
甲子園に行くぞ!というほど強豪校でもなんでもなかったので、正直目指していたかどうかわかりませんでしたが、それでも試合には勝ちたいし、バッターボックスに立てば打ちたいものです。
秋の大会直後に、京都市の高校だけで総当たりをして、打率とか結果が出るという、非公式の大会というか試合がありました。
今思うとなんの試合でなんの記録だったんだろうと思いますが、市内だけの各校合わせて、選手の成績が貼り出されていました。
一年生のときにそれを見た僕は、この記録は合計で数試合だけだけれど、来年ここで4割叩き出してみよう、と思ったのです。
地味な目標設定でした。
二年生の秋、新チームの副主将となって、一番センターを担って、いざその記録にチャレンジ。
結果、4割超えました。
ランキングは一人だけ上にいたのを覚えていますが、一年生のときに思ったことを達成できて嬉しかった記憶はあります。
願望は決して大きくなかったはずです。
打順が2番になったときも、バントばかりでもっと打ちたい!と思っていた僕は考えました。
1番打者になるには、1番打者が打つのはどうにもできない。
ただ僕がバントではなく打つ機会巡ってきたら(つまり1番打者が出塁しなかったら)、それを全部打って10割打者になれば、1番打者に上げざるを得ないだろう、と思ってバットを振っていました。
願望は決して大きくないです。
1番打者になりたい、だけで頑張れるのです。
ただ、大事なのはそれに相応しい自分であるかどうかです。
今となっては、あの頃から10年以上の月日が経ち、大きく望むということが少しずつトレーニングでやってみるようになってきました。
そして、描いた、あるいは描いてしまった願望に対して、相応しい自分かどうかが最も大事だと思っています。
甲子園に行きたい!でも家での素振りは数十回、とか。
打てるようになりたい!でも家では自主練しない、とか。(こういう選手はめちゃめちゃいました。だから差がついたのです。)
エラーをなくしたい!でもノックは嫌いだからやらない、とか。
今に当てはめると、例えばこれぐらい稼ぎたい!と思って何もしていないとか。
共にチャレンジする仲間を募りたい!でも自分磨きはしない、とか。
こういうキラキラした人生を送りたい!でも行動している時間があまりにも短い、とか。
良い悪いではなく、願望に相応しいかどうか。
僕はそれを思って日々行動しています。
このときまでにこうなっていたい、という目標は固まっています。
それなら、今月はこれをやりきる自分だろう、これをやりきる今日にするだろう、願望に相応しい自分を今日生きるのです。
もちろん、人生一度きりなら、望めるだけ望んでしまえばいいと思います。
相応の自分になる。
まるで自戒のように。
想起させるかのように。
書き記しました。
野球をやっていた頃の自分の努力を、今も。
そしてそれを超える、本当に望んでいる大きな成果を。
ただただ、願望を素直に正直に、追いかけるのみなのです。
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