64.最近の趣味はキャパオーバーです。
キャパをオーバーするから、自分のキャパが広がるんだよ。
そう学んでいます。
どうすればいいですかと聞くと、こう返ってきました。
だから、主体的に自分から掴み取った仕事で手一杯なときの打開策は、もう一つ仕事を増やせばいいよ。
正気の沙汰とは思えませんでした。
手一杯なのに、なぜ増やすのでしょうか?
本当にこればかりはよくわかりませんでした。
一杯だって言ってんじゃん、って感じでした。
キャパオーバーなんです、と相談しても、仕事を増やそう!と。
何も解決にならないじゃないか、と聞いた当初はその回答に絶望していたのを覚えています。
まあやってもいないのに文句を言うのは格好悪いので、ひとまず、自分ができるだろうと思っている範囲を大きく超えた作業量を計画してみました。
明らかに、これはタイムスケジュール的に無理だ。
どう考えても、これを完遂するイメージがつかない。
いや待てよ……と、そこで自称読書家の僕は思います。
「本を読む時間がないんですよ」
「いや、読む時間がないんじゃなくて、読まないから時間がないんだよ」
何言っているかわからないかもしれませんが、読書に関してはこれが真理なのです。
死ぬほど忙しいときにいかに読書の時間を捻出するかで、時間を作り出す力がついたり、時間管理の能力が高まったり、少しの時間も大事にするようになるのです。
同じでした。
仕事を全部自分でやっていたら、自分でできる分までしかたどり着きません。
人に振る。協力を仰ぐ。
そうせざるを得ない状況をつくるのです。
仕事が降ってくることは嫌なことですか?
そのやっていることが、本当に自分にとって有意義なものだと感じるのならば。
心から楽しいと思えるものであるならば。
意味があるんだと信じて一生懸命に取り組めるものならば。
降ってくる仕事、やることはご褒美と感じられたら、人生結構ハッピーになると思うのです。
頼まれごとは、試されごと。
キャパを広げる挑戦、自分の仕事観を変える挑戦、より自分の人生を拡張していく土台作りの挑戦。
キャパを広げたいですか?
死ぬほど自分の仕事を掴み取ってみましょう。
やってみて、見える景色があるはずです。
共に見に行きましょう。
僕も日々、ここは人生の癖を変える勢いで、思いっきり取り組みます。