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223.久々の将棋が脳みその整理整頓になったお話

久々に将棋を指しました。
ゲームでなく、人を相手に対面です。

元々、子どもの頃からルールも知っていて、板状の将棋盤を小学校に持っていって友達とやっていました。

自分の中での人生最大の将棋ブームは、小学六年生の頃です。

先日指した将棋は、ほぼそれ以来の一局。
ゲームでは過去たまにやっていましたが、それも数年前。

普段やらないスポーツをすると、いつもと違う部位が筋肉痛になるように、普段使わない頭を将棋で使ったことによって、意外にも頭の中が整理されたような感覚になったことが、対局中に一番驚いたことでした。

先を見据えることだけに力を注ぐ

将棋はいかに先を読んで次に打つ手を考えていくか、それをひたすら考えます。

こう指したら、相手はこう返してきて、それに対して自分は……というのを指し手の数の乗数分考えていくのです。

延々と枝分かれしていく無数にも思える手を思い描いて、気合いや根性ではない根拠ある一手を決めていく。
そしてそれを繰り返す。

なかなか普段はしないような考え方をしているような気になりました。

今の状況を嘆いても、「待った」はありません。
後戻りはできないのです。

そして、過去を嘆いても仕方ありません。

駒は進めるしかないのです。

先を見据える。

その一点のみに脳をフル回転させることが、日常になくて思いの外新鮮で、どこか気持ちよかったのです。

集中して”一つの”物事を考えること

生きているといろいろあります。
生活していると多くの決断や考え事が、途絶えることなく脳内を支配しています。

かくいう僕も、たくさんのことに携わっているおかげで考えるべきことは多く、雑念なのか本質なのかそれすらも混同してしまうほど何かに飲み込まれていたのかもしれません。

将棋をしている最中は、今持っているタスクとか、過去の失敗とか、そういったものは強制的に頭の中から排除されました。

先を見据えること、そのたった一つしか考えることができないのです。
今進行中の仕事のタスクを考えながら、次の手は想像できません。

そういう意味では、脳内の浄化作業のようで、一旦全部なくして目の前の将棋のみに集中する。

これは雑念がなくなる非常にいい方法だと感じました。

さて、将棋はそうでしたが、日常で、僕の目標とする事柄について、同じようなことを行っているでしょうか。

目標達成に一点集中で、どうやったらできるかという次の手を考え、その他のやることもたくさんあるでしょうが、雑音や雑念がない。

そういった状態を常に脳内で創ることができているでしょうか。

ふと友人宅で目に入ったから思いつきで指してみた将棋を通して、想定外の学びを得た時間になりました。

ちなみに二局指して二勝でした。楽しかった。

個人的見解ですが、脳みその整理整頓に、将棋は案外いいのかもしれない。

時折こういった頭のトレーニングの時間も挟んで、より仕事やプロジェクトの加速に役立てていこうと思います。

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