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150.東京タワーの色は赤ではなく……?

東京タワー。

幼い頃に来たことあるような、記憶も曖昧な、観光地。
それぐらいの存在でした。

今の職場が近めで、初めて職場に出勤したときは「なんか高い電波塔があるな」と思っていて後で調べたら、本当に高い電波塔だったのを覚えています。

虎ノ門方面から見ていたのですが、あんなに周りにビルがあるところに東京タワーがあるなんて思わなかったのです。
当時は田舎から出てきたばかりで、あまりに高いビル群に恐れ慄いていた時代です。

先日、夜にちょっと寄るタイミングがありました。
久々に近くまで来た僕は、遠くから見た赤とまた違った鮮やかな色に、目を奪われてしまいます。

本当に綺麗な色でした。
真下で見る迫力は、見ないと感じられない感覚だと思います。

一方で、これってなんだっけ、と思いました。
電波塔なのはしっているけど、今も何かに使っているのだろうか?
ただの観光名所なのだろうか?

東京タワーって、一体なんなのか。
ふと思い立って、ちょっと調べてみました。

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正式名称は「日本電波塔」

「東京タワー」とは俗称らしかったです。
もうすでに知らなかった。

「日本電波塔」

当初は千葉県の富津市や、東京の上野に建てる予定もあったとのこと。
当たり前ですが電波塔なので、観光名所として造られたわけではなく、きちんと構想があっての300メートル越えの建造物となったそうでした。

それまでの鉄塔では、放送電波は半径70キロ程度しか届かなく、不便が生じていました。
ただ鉄塔の乱立は景観にも好ましくなく、これを解決するために高い塔を建てる案が出たそうです。

今は東京スカイツリーが広範囲の電波塔の役割を担っています。

テレビ送信の東京スカイツリーへの移行後、災害時などで東京スカイツリーから電波が送れない場合の予備電波塔としての役目を現在は持っています。

観光名所という印象が強いですが、電波塔としての役割も健在です。

いろんなイベントもやっているので、下記HPから確認してみてください。
外階段で上まで上がってみたい。

赤ではなく「インターナショナルオレンジ」

東京タワーの色は赤と白、と思っていました。

実際は赤ではなく、黄赤色(インターナショナルオレンジ)という色なのです。

航空法で、赤、または黄赤(インターナショナルオレンジ[要リンク修正])と白に塗り分けられた塗色が必要と定められているので、このような色になっているようです。

確かに、青空の下で見るとよりオレンジ気味なのがわかるかもしれません。

夜に見ると、随分映えた赤だなぁ、と思ってみていました。

航空法での決まりがあることも知りませんでした。
高さ60メートル以上の建造物に適用されるようですが、東京スカイツリー似関しては「高光度航空障害灯」が設置されているので問題ないようです。(あのビルの上についている赤いランプです。)

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東京タワー。
東京の歴史を見守ってきたシンボル的存在です。

建造中の、まだ技術も発展していない時代の人々の苦労も計り知れません。
電卓も存在しなかったのに、よくこんな建造物の計算ができたものです。

また、ふとしたときに寄ってみよう。

東京スカイツリーも今度行ってみようかな。

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