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コラム的な

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特になんの意味も意図もない、僕の脳みその一部です。
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#小説

422.文章力はいかにして身につけてきたか

初めて主体的に文章を書き始めたのは、中学二年生の頃。 当時ケータイ小説が流行っていて、読んでいるだけじゃなく書き始めた中二病全開だった時代のことです。 小説という媒体で書き始め、今は記事やブログの文章を始め、エッセイ、SNS、他人の文章の添削など、いろんな文章に触れるようになりました。 小説を書いていたのだから、記事の文章も得意なんでしょうとよく言われましたが、そんなことはありません。 最初は見てもらった文章の9割が赤で修正されて、これもう僕の文章と違うやんと思いなが

373.文章を紡ぐことがメンタル安定剤

遡ると、中学二年生の頃から、僕は文章を書いてきました。 当時はただ思いついた物語を書き殴るだけの、アウトプットというより感情の吐露に近い文章表現でした。 語彙も表現力も、文章を書く力も何もなかった頃は、ある意味でとても自由だったような気がします。 今では恥ずかしくてなかなか読み返せません。 ケータイ小説黎明期だったので、まだネットには残ってるんだよなぁ。 さて、その頃からいくつもの物語を書いてきました。 中学二年生から卒業するまでに長編(10万字以上)を二作品、高校で

365.実は「創作大賞2023」の中間選考を通過していた

「創作大賞2023」という今年の4月から7月にかけて、note内で開催されていたコンテストがあります。 数ヶ月前、このコンテストに向けて過去作品を投稿していました。 実は応募したのはそのときに投稿していた作品だけでなく、ペンネームの方でももう一作品投稿していたのです。 僕のこの本名の方からペンネームへの導線は、所々で作っているので頑張れば辿っていけると思いますが、ペンネームの方から本名への導線は一つもないので、作品だけ見ていても僕には辿り着かないようになっています。

344.第四章が終わったのですが、この先はまだ書いていないという現状の報告

季節とともに進む物語。 高校野球最後の一年間というのを表現するにあたって、章立てごとに季節が変わるのは演出として綺麗だなと思って取り入れました。 そんな本物語もいよいよ冬が終わりました。 第四章の最後の一文は、こういった文章で締め括られています。 たったこの一文に、どんな意味が込められているのか。 スランプを相談した桜乃の姿や、秋仁自身が春が来ると信じて努力をしてきた経験など、いろんな想いが込められているように感じられたら嬉しい限り。 冬が終われば春が始まる、みたいな

341.第三章が終わったので、note小説について書いてみる

第三章『一枚の葉で知る』が終わりました。 個人的に一番好きだと言っていたシーンがこの最終シーンです。 さて、引き続き「創作大賞2023」に応募して投稿を続けています。 短編の話ならともかく、数記事に渡って読む、なんて動きはnote上どれほどあるんだろう、と前の記事で書きました。 今回の第三章のシーンを振り返った後に、そもそもnote小説というものの需要や思い描く今後を書いてみようと思います。 目に浮かぶような情景を描きたい第三章最後のシーンは、以下の文章です。 冬の

338.第二章が終わったので、章ごとのタイトルの付け方を書いてみる

またまたオフトーク的な感じで書いていきます。 noteで小説を連載するってどうなんだろう、と思いながら、「創作大賞2023」に応募して投稿を続けています。 短編の話ならともかく、数記事に渡って読む、なんて動きはnote上どれほどあるんだろうと思っています。 まあ、noteの新しい形を模索できればいいかなとも考えながらとにかくやってみることを大事にしてコツコツと公開を始め早くも第二章が終わりました。 目次でもわかるように、今後このように章立てが並んでいます。 この章の

336.一章が終わったので裏トーク的な感じでゆるーく話したい

第一章の投稿が終わりました。 次から第二章が始まります。 一度アップしたやつをコピペしているのがほとんどなのでアップ自体は楽。 目的は、「創作大賞2023」の参加なので今のところいい感じな気がします。 いつも真面目な投稿や物語ばかりなので、ちょっと裏トーク的な感じでたまにはくずした話がしたい、と思って、まるで小説の幕間のようなゆるい内容にしたいと思います。 たまにはいいよね。 結局題材は野球上記の「序」で早速わかりますが、高校野球がテーマです。 結局僕の書く小説は

333.小説を愛するすべての人へ

小説を初めて書いた頃から、約16年の歳月が経ちました。 ※下記にもありますが「創作大賞2023」に応募しました。長めの野球青春小説です。 ※現在作品は非公開です。 物語を書くというのは、今まで独学で進めてきましたが、こうして今も小説のことを考え、創り出そうとできていることに感謝です。 学生の頃から、生涯趣味でもいいので続けられればいいなと思っていたところから、2020年10月に一つの物語が電子書籍化することになりました。 収益を得ているほどではありませんが、やっぱり小

314.ChatGPTは小説を書けるのか

破竹の勢いで世界中を席巻している「ChatGPT」。 Googleで検索する、という多くの人が行っている今となっては当たり前の行為を、根本からひっくり返す可能性を孕んでいます。 人間の歴史上でも大きなターニングポイントになるかもしれません。 AIがこれほどまでに一般化してきた証左なのです。 訊いたことを何でも文章で指示通りに答えてくれるのは、確かにすごい。 まだGoogle検索に及ばない点はたくさんあるかもしれませんが、今のうちに触れておくといいのではないでしょうか。

292.処女作大公開!歴代の自分の小説を振り返る

めちゃくちゃ恥ずかしいのですが、自分の作品を遡ってみました。 初めて小説を書いたのは中学二年生。 当時ケータイ小説が流行っていて、その波に乗っかっただけのただの時間潰しの一貫でした。 その頃のプラットフォームは「モバゲー」というサービスで、学校でとにかく流行っていたのを覚えています。 今は「エブリスタ」と名称は変わっていますが、作品は引き継がれて当時の文章のままで残っています。 中二病をこじらせていた時期を辿ると、自分の文章や表現の変遷を感じられます。 独学だと、約1

254.AIはどこまで創作の世界を脅かすのか

MidjourneyというAI画像生成サービスが話題です。 指定のコマンドや英文を入れれば、その情景や人物、物を自動で描き出してくれるという、とんでもない画像生成の機能です。 これは誰でも神作画で誰にも想像がつかないような絵が描ける可能性に溢れたもので、まさにAIの実力をまざまざと見せつけられます。 こんなものがAIで描かれれば、もはや人間の入る余地はなくなるのではないでしょうか。 小説も、音楽もAIで創ることができる世界になってきています。 人間の職業がAIやロボ

242.本から見る自分史の最初は、たくさんの児童書ファンタジー

最近、本について触れることが増えてきました。 読み返している本もあれば、ふと昔読んだ本の一節を思い出してnoteのネタにしてみたり、Twitterでは読書垢をフォローして読書欲が高まったりと、目に入る機会が増えてきました。 これは、記事内にもありますが『ドラゴンラージャ』という小学生から中学生にかけて読んできたファンタジー世界のシリーズものの、とある文章から思いを巡らせて書きました。 小説の話ばかりしますが、最初から文庫本片手にずっと読書に耽っていたわけではありません。

238.「#名刺代わりの小説10選」自分を構成する小説たち

Twitterで「#名刺代わりの小説10選」というハッシュタグを見つけました。 「好きな小説10選」ではないのです。 名刺代わり、というところがポイントですね。 小説を読み、書く者として、名刺代わりとしてどの10作選ぶのか。 結構考えました。 選んだ瞬間、自分の脳内はこの10作を凝縮したものと酷似しているんじゃないか、といった思いがよぎります。 私はこういう者です。 これを10作の小説で例える。 僕は、以下のようになりました。 厳選!自分を構成する小説10選そもそも、

228.小説も記事も文章は口に出して読んでいる

言葉を紡ぐときに大切にしていることは、”響き”です。 文章の音を聴きながら、一文ずつ言葉を紡いでいます。 なんかそれっぽいことを言っているように感じるかもしれませんが、簡単にいうと「自分の書いた文章を口に出して読む」ということです。 書いた文字はあくまで文字で、書いている最中には違和感には気づきません。 そして案外、目で読み返すだけでも文章のちょっと変なポイントに意外と気づかないものなのです。 話す言葉と読む言葉は違う文章には口語と文語があり、話し言葉と書き言葉で違い