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ひとり経営会議#3 〜法人化を目指してメイキング兼マニュアル大公開〜

こんばんは!

Hearko代表・ギフトデザイナーのはーこです🎁

久しぶりの投稿になってしまいました!前回の記事の反響がなかなか良かったので、自分の中でちょっと次の投稿へのハードルが上がってしまっていました。。


本日は、「ひとり経営会議」#3

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今回のテーマは

「ちゃんと稼ぎにいく」

「メイキングを見せる」


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実は、私これまで、あまり稼ぐことに興味なかったんです。

もちろん、自分の仕事の対価としてお金をもらえることはすごく嬉しいのですが、自分一人が生きていくのに困らないくらい稼げてたら良いと思っていたし、事業を自分の子供のように思っているから、「目の届く範囲に留めておきたい」「あまり大きくしたくない」と思っていました。


それよりも、「好きなことして自由に生きたい」「相手に喜んでほしい」というモチベーションでやってきたので、知り合いがデザインで困ってたりしたら、「やるよ〜」ってタダでお手伝いしたりなんかして、「喜んでくれて嬉しいな〜」と、のほほんとしてました。(デザイナーの価値が下がる!って怒る人が必ずいるんですけど、それは単にあなたの問題やで〜って思うよ)


でも最近になって、ちゃんと稼ぎにいこうという気持ちが芽生えてきました🌱

守りたいものができたからです。

4人くらい養えるくらいにはちゃんと稼いで、3年以内に法人化目指して頑張ります!!

(今日も我ながら男らしいネ🔥)



とは言っても、今の私のキャパでは、これ以上お仕事を広げるのが難しい現状です。なので、まずはお仕事を定期的にお願いできる人をつくっておきたいと思っています。

例年、10〜12月が繁忙期で死にかけます。プラス、今、東京の某ホテルと提携の話が進んでいたりで、今年はコロナさんの影響がどう出るかはわからないけれど、一応それまでに備えておきたい!


このnoteでは、Hearkoのメイキングもたくさんお届けしたいと思っているので、今日は、プロポーズフォトブックの制作をどんな風に進めているかを事細かに公開します。

と言うのも、これからお仕事をお願いする人へ、この記事を読んでくれたら、もうそのままお仕事お願いできるよっていうマニュアルにして、教える手間を省きたい所存です。

メイキングを見せつつマニュアルにする!(天才)


言ってしまえば、これ通りにやればHearkoの仕事をパクれるわけですが、私はそれでもいいと思っています。

誰かが同じことを始めたら、私はまた別の新たな場所へ移動するだけです。

と同時に、パクりたい人・パクれる人はいないだろうと鷹を括っているのも事実です。ノウハウはパクれても、ストーリーはパクれない。そのためにも、ここでストーリーを日々お伝えしているわけです。(そんなこと言ってて競合が現れたら笑ってくださいな。)


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前置きが長くなりましたが、依頼が来ましたという想定で始めていきましょう!

かなり実務的な話になるので、もしかしたら面白くないかもしれません。おもんないと思ったら、とりあえず♡だけ押して行ってください!



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1、オーダーシートを提出してもらう


たいていの場合は、何の前触れもなく、オーダーシートが送られてきます。(たまに公式LINEやお問い合わせフォームから連絡がくる時もありますが、いずれにせよ、まずはオーダーシートを提出するように促しています)

オーダーシートには、Googleフォームを使っています。

内容は、こんな感じ。(こちらはサンプルとして私が入力したものです)

フォトブックオーダーシート1

フォトブックオーダーシート2

フォトブックオーダーシート3

字ちっさ!



2、見積書を作る


オーダーシートをもとに見積書を作ります。

見積もりの算出の仕方はシステマチックにしているので、猿でもできます。

ベースとなるのは、

A(ハードカバー・半透明ケース)¥40,000(税抜)
B(ハードカバー・半透明ケース・フラット)¥49,000(税抜)
C(ハード+巻きカバー・デザインケース・フラット)¥59,000(税抜)

上記は10ページでの値段で、1ページ増えるごとに500円が加算されます。(この時点では想定のページ数になるので、最終的に変動する可能性があることをご了承いただきます)

あとは、希望のオプションを追加して、HP掲載させてくれる場合は割引をして、送料は基本0円、消費税10%をかけてドン!です!(雑)

事業を始めた当初は、値段が定まっておらず、「このくらいだったらこのくらいかな〜?いや、高いって思われそうだな〜、、あと1000円だけ下げとくか、、」とか、めんどくさいことをやっていて、気持ち的にもとても疲れました。笑


作った見積書を、オーダーシートに書かれたメールアドレス宛に「問題なければヒアリングするので、ご都合良い日時を教えてください云々」と送ります。

お客さんの想定を大幅に上回る見積もりになることはほぼないので、たいていは見積もり金額でOKをいただけます。



3、ヒアリング


近場の方の場合は対面にて、それ以外の方はオンラインにてヒアリングを行ないます。(オーダーシートにどちらか選ぶとこがあるよ)

大まかな情報はオーダーシートでお答えいただいているので、その情報をもっと深掘っていく感じです。

「相手の第一印象はどうでしたか?」

「どっちからアプローチしたんですか?」

「告白のシチュエーションは?」

などなど。

彼女とのことを話すのに慣れてない男性は多いので、恥ずかしがられるのですが、「いつもこういう話は聞き慣れてるので」って言うと、安心してノロケてくれます。笑


一通り深掘りしたら、現時点で考えられるコンセプトやデザインイメージをいくつかお伝えして、お客さんの反応を見ます。

ぶっちゃけその場で何も思いつかない時もありますし、あまりこの時に決め込みすぎると、あとで自分の首を絞めることもあるので、「あとはお写真を見てからの方がイメージがわくと思うので〜^^」とぼかします。笑


デザインの擦り合わせ以外にも必ず聞く確認事項があります。

・当日のフォトブックの渡し方…ホテルの部屋で渡すのか、自宅に隠しておくのか、フォトブックと別で花束も渡すのかetc...それによって、ケースのデザインだったり、ラストのページの順番を変えた方が良い場合などあります!別で指輪を渡すならそちらが感動の頂点になるはずなので、フォトブックではその導線を作るに留めておこう、とか。これは経験だ〜!

・連絡しない方が良いタイミング…特に彼女と同棲中の方の場合、一緒にいる時間にあまりLINEを送るとバレる可能性があります。お二人の休日を確認しておけると良いですね〜

・どのようにHearkoを知ったのか…これは制作には直接関係ないですが、ターゲットとなる人の動向が探れるのでとても勉強になります!


最近は、ヒアリング後のやりとりはLINEで行うことが多いです。当初はメールのみで対応していたのですが、お客さんは20代の若い方かつお仕事も忙しい方がほとんどなので、LINEの方がラクだと喜ばれます。



4、写真を共有してもらう


フォトブック制作に欠かせないお写真。

・GoogleDriveやFire Storageなどで共有

・LINEのアルバム機能で共有

上記のどちらかで対応しています。

LINEだと画質が落ちるのですが、もともと彼女とのLINEアルバムで共有しているお写真の場合がほとんどなので、特に問題ありません。


共有してもらう際には、時系列と何の時の写真かがわかるように、フォルダを分けて「20190810-0813 _京都旅行」みたいにそれぞれタイトルを付けてもらうようにしています。

写真を選ぶのが大変というお客さんも多いので、ばっくり送ってもらったらこちらで適宜選別しますよって感じにしています。


私は、この送ってもらった写真を眺めてニヤニヤするのが好きです。笑

あと、全国のデートスポット情報を知れるので、「ここ行ってみたいな〜」とか妄想するのが楽しいです。笑(いまだ活かされたことはありません)



5、デザインご提案


これまでの情報とお写真を参考に、コンセプトとデザインを作成します。

基本的に3案ほどご提案します。


実際にご提案した時の提案書を初公開します!

付き合って1000日目に1000本のバラと合わせてプロポーズをしたいという超ロマンチックな案件です。

黍嶋様ご提案0625-05

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(フォトブック掲載OKだったので、エンタメ研究所サロンメンバーの黍嶋さん、使わせていただきます。名古屋の株式会社NBCの社長です。6年間で8社の会社を作っているという意味わからんくらいすごい&とても優しい方です!使う代わりにアピールしておきました。笑)

↑この時はDesign.Cになりましたよ


場合によっては、「表紙はAで、中身はB」とか「基本Aで、Bのこの要素も取り入れてほしい」といった合わせ技になることもあります。


特に希望がないお客様の場合は、3案を「シンプル系」「可愛らしい系」「楽しい系」みたいに方向性をわかりやすく振り分けたりします。フォトブックのサイズも案によって変えたり、なるべく幅を見せることを意識しています。


コンセプトやデザインを考える時のコツとしては、ピックアップしたキーワードからマインドマップを書くことです。

↓海っぽいor夏っぽいデザインを考える時

マインドマップ


例えば、 海 → 波 → 人生の波 → 一緒に乗り越えていこう!

といった具合です。



特にお客様の希望がない場合は難しいのですが、

・赤い糸 

・旅

・花言葉

この辺りはどんなカップルに対しても、とても使い勝手が良いキーワードです。

あとは、彼女さんのお名前が変わっていたり素敵な漢字が入っていたりすると使えます!(「鈴」という漢字が入っているので鈴をテーマにするとか)


あとよくあるのは、「ディズニーの〇〇をテーマに」とか「〇〇という絵本みたいな世界観」とか「UVERworldの〇〇っていう曲が二人とも好きで」とかいう場合。

見たことのない映画や絵本、聴いたことのない曲だったりすると、必ず見たり聴いたりします。そのために一人で映画館に行くこともあるし、本屋に立ち読みに行ったり、その期間のBGMはずっとお二人の好きな曲だったりします。

そうすることで、デザイン提案した時に、「分かってるぅ〜」って思ってもらえるのです。(たぶん)



6、全ページへの展開


提案した中から決まったデザインで、全ページを作成していきます。

使用ソフトはIllustratorです。(写真の補正はPhotoshop)


基本的には、付き合い始めからの時系列で進めることがほとんどです。

単純な写真の差し替えだと芸がないので、ページをめくるごとに何かが増えていったり、背景の四季が移り変わったり、何かしらの変化をつけることが多いです。

ちゃんと最後の最後まで、どうすればお客様に喜んでもらえるかだけを考えます。

あとは、各イベントごとに、その時にあった出来事や感想などのコメントを入れるようにしています。この文章はお客様ご自身に考えていただくことがほとんどです。その方が、想いが伝わるからです。

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7、データ入稿


全ページお客さんのOKが出たら、入稿作業に移ります。

印刷と製本は、アスカブック という業者にお願いしています。印刷も製本もとても綺麗で、紙の質も良いので厚く信頼しています!フォトグラファーなどのプロ向けのサービスのため、利用には担当の方と面談が必要です。

入稿方法は色々あるのですが、私はいつもJPEG入稿です。

Illustratorでデザイン作成 → psdに書き出し(RGB、300dpi) → アスカブックのpsdベース(ホームページからダウンロード)に配置 → JPEGで保存

という方法でやっています。(この話誰がわかるん)

私的なベストなので、他にも良い方法はあるかもしれません。


入稿が完了したら、ページ数も確定しているので、最終的なお見積書・請求書を発行します。フォトブックが完成するまでのタイミングに、料金を振り込んでもらいます。



8、オプション加工


データを入稿したら、印刷・製本されたものが9日後くらいに手元に届きます。

指輪サプライズや手紙サプライズ、飛び出す花束などのオプションを付けていただいている場合は、それらの作業は全て手作業です。

指輪を埋め込む穴を40ページ分くらい、くり抜いたりします。(サークルカッターが便利だよ)

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指輪をとめるためのリボンを布に縫い付けて、布を一番最後のページに挟んで貼り付けます。

↓こうなる

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飛び出す花束や、飛び出す木などは型紙を用意してあるので、紙にプリントしてカットして組み立てます。

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手紙サプライズの場合は、便箋と封筒も、フォトブックに合わせたオリジナルデザインで作ります。

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9、撮影


完成したら、写真撮影をします。

撮影するのは、①お客様への確認用 ②実績掲載用 の2種類。

①は、どんな仕上がりになったかがわかりやすいように、白い背景に全体が写るように全ページ撮ります。

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②は、ホームページやSNSに載せる用なので、世界観を演出して撮ります。(掲載NGの場合も一応記録用に撮っておきます)

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写真①を全ページ分お客様に送って、確認をとります。


10、発送


確認して問題がなければお送り先を伺って、発送して納品します!(対面でお渡しする場合もあります)

この時にも気を付けなければいけないのは、同棲中のカップルの場合、自宅に送るとバレてしまう可能性があります。自宅での受け取りが難しい場合は、コンビニや郵便局に届けるようにしています。



11、アフターフォロー


フォトブックを無事お届けできたら、「当日頑張ってください!」といったメッセージを送ります。プロポーズが終わった後は、「成功しました!」とお客様からご報告を送ってくださる場合もあれば、こちらから「フォトブック喜んでいただけましたか?」と連絡を入れることもありますよ〜

今のところ、プロポーズに失敗した方はいないです!


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以上です!抜けてることがあったら随時リライトしていきます。


最初のうちは、5と6だけをお願いする感じでいきたいなと思っています。



▽ 提携デザイナー募集 ▽


<概要>
・カップルのお写真を使用した完全オーダーメイドのプロポーズフォトブック作成(コンセプト立案、デザイン制作、全ページ展開)
・繁忙期(4〜6月、10〜12月)メイン
・リモート作業

<募集条件>
・Illustrator、Photoshopを問題なく使える
・女性が好むデザインができる
・コンセプトワークができる
・人を喜ばせることを考えるのが好き
・締め切りを守れる

・学生さんでもOK

<報酬>
案件ごとに売上の70〜80%くらいでご相談させてください


ご興味ある方は info@hearko.com または私の何かしらのSNSへご連絡ください。

ポートフォリオもあると嬉しいです!



そんなこんなで現在AM4:20になりました。不眠症を治す方法も募集しています。


では🙋‍♀️

サポートをいただけるととっっっっっっても励みになります! いただいたサポートは必ず全額事業に使い、誰かの笑顔を生み出します🎁