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【京都】平等院の四季折々 感性で捉える美と歴史


2023.4.23 宇治 平等院

はじめに

こんにちは、葉瑠夏です。
今日は、私のパワースポットでもある『宇治の平等院』をご紹介します。

もし、お財布の中に10円玉があれば、ぜひ手に取りジックリとご覧ください。その小さな硬貨に、平等院の美が刻まれています。
キャッシュレスが進んでいる中、10円玉はまだまだ活躍することのできる小さな宝物です。また、平等院は美しい写真が撮れる場所としても人気があり、日々多くの人たちが訪れます。InstagramなどのSNSで誰もがシェアを楽しむようになった今、平等院の美しさを伝える写真は、それを見る人たちにも感動を与えることでしょう。

【平等院の歴史】

平等院は、1053年に藤原頼通によって建てられた阿弥陀堂で、藤原摂関時代の趣を感じられる貴重な寺院です。池の中島にたたずみ、美しい姿が極楽の宝池に浮かぶようです。
鳳凰堂は正面から見ると鳥の形をしているのが特長で、屋根上には一対の鳳凰が飾られています。東方に面して建てられ、阿字池(あじいけ)を隔てて極楽浄土が広がっています。

【平等院庭園】

平等院庭園は平安時代の浄土庭園の代表です。
鳳凰堂や阿字池(あじいけ)、宇治川、対岸の山々が一体となり、当時の貴族たちが夢見た極楽浄土の風景を再現しています。この庭園は、国の史跡および名勝に指定され、平安時代に完成した最古の浄土庭園として、特別な存在感を持っています。

【平等院堤】

阿弥陀如来坐像を背にして鳳凰堂の正面に立つと、阿字池(あじいけ)の向こう側に、宇治川の堤防と緑の風景が広がります。境内と宇治川を隔てるこの堤防は、平等院堤と呼ばれています。
以前は電柱や架空線がありましたが、現在は地中化され、鳳凰堂からの眺望がとてもよくなりました。昔も今も、この堤は宇治川の氾濫から寺院を守りつつ、対岸の山々と自然を結ぶ重要な場所として存在しています。

【平等院の四季】

①春

春は桜、阿字池(あじいけ)添いに桜が美しく咲き誇ります。
桜の時期が終わると、次に迎えるのは藤棚。藤の房が優雅に垂れ下がり、満開の前が最も美しい瞬間です。

2023.4.23 宇治 平等院

②夏~冬

夏には蓮が咲き誇り、秋は境内全体が紅葉に染まります。境内全体には約200本もの紅葉があり庭園の緑との調和が素晴らしい。
冬の雪景色も鳳凰堂を彩り、四季折々の美しさが楽しめます。
そしてこの美しい風景があなたの心の中に穏やかな感動を呼び覚ますことでしょう。

③池にうつりこむ平等院

四季を通して素晴らしいのが、阿字池(あじいけ)に写り込む平等院です。ぜひ、リフレクションの撮影にも挑戦してください。
広角で少し低めに撮れば、絶妙な雰囲気が漂います。

2023.4.23 宇治 平等院 

【宇治スイーツ】

中村藤吉本店

宇治にはお茶を使った素晴らしいお店がいくつもあります。その中で今回特にお勧めしたいのは中村藤吉本店です。
平等院からJR宇治駅に向かう宇治橋通りに店舗があります。一番人気は生茶ゼリィ。竹の器に入っており、見た目も美しく、あんこ・抹茶、そして白玉。これぞ京都・宇治のスイーツなのです。席が空いていれば庭のテラスでいただくこともできます。店頭販売のほうじ茶チョコレートもオススメです

おわりに

宇治の平等院は、小さな硬貨の中に宿る美と歴史の宝庫。歴史を感じながら、心が穏やかになるひと時を過ごしてみてはいかがでしょう。
被写体としても美しく、四季折々の表情を写真に撮るのもオススメです。
ぜひ、10円玉を手に平等院を訪れてみてください。

平等院公式ホームページ
トップページ
アクセス 最寄り駅:宇治駅(JR奈良線・京阪宇治線)


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