見出し画像

ものを大切にする暮らし

朝晩はだんだん寒くなってきて、夏用の掛け布団だけでは寒い今日この頃。
私はまだ夏用の掛け布団でどうにか乗り切ってる所存です…

なんで、冬用の毛布や掛け布団に変えないのかというと…
そもそも、家に「冬用」が無いんですよ。

私自身もこんな生活始めてです。
去年までは、寒くなったらすぐに羽毛布団を出して、始業ギリギリ(筆者はほぼほぼテレワークなので)まで「ぬくぬく」としていました。
しかし、今年はというと…
愛しの羽毛布団(自分の匂いが染み込んでいます)を10年くらい使っているので、中の羽毛がだんだんとへたってきてしまい、布団を打ち直ししてもらっている最中なんです。
だから、今年はまだ夏用の掛け布団で乗り切っているということです。

しかも、あと2週間で引っ越すことになり、身を軽くするべく、毛布は手放してしまったんです。

現在住んでいる家には、去年の今頃に引っ越してきました。
仕事柄、家を空けることがままあり、両親に時々、ペットであるフェレットのお守りを頼んでいるのですが、実家から遠くて通いにくいということで、実家と同じ沿線に引っ越すことにしたんです。
というのが、表向きの理由。

本当の理由は、今よりも狭いスペースで、ミニマルに生活してみたいと思ったからです。
今のアパートは、13畳程度で一人暮らしには申し分ないくらいの広さで、都心へのアクセスへも容易だし、会社からもめっちゃ近いんです。
アパートに広さがあるおかげで、うちのフェレットも飛び回れますし、隙間風を感じるくらいで、特段、住み心地は別に悪くはないのです。

ですが、8月ごろからマイブームになった断捨離とミニマリズムのおかげで、ものを持つということがいかに自分にとって負担なのかを知ることができたのです。

ものを持つことは悪いことではありません。
むしろ、いろんな物を持っていれば、心配も不安も解消されるでしょう。

でも、私の場合は違ったんです。

オカルト的な話に聞こえるかもしれませんが…
ものが私に喋りかけてくるような気がするんです。

テレワークをしていると、自分の部屋の様子がWEB会議で盛大に放映されてしまったりしますよね。
だから、まずは家の中を整理したり片付けたりする。
中高生時代の定期テスト前日に部屋を片付けたくなる心理とほぼほぼ同じです。

でも、一度片付け始めると、あれもこれもと全てが気になり始めてしまうんです。
ちなみに、片付けた洋服やガラクタは、クローゼットに仕舞い込みます。

一通り片付け・清掃が終わると
次は、クローゼットの奥にしまってある洋服が
『私のこと、いつ出してくれるの?』
と呼んできたり、積読されてる本が
『持ち主さん、いつ開くの?』
と話しかけてくるように感じるんですよ。
しかもテレワーク中に!

だから、いたたまれなくなって、売ったり捨てたり譲ったり…
この2〜3ヶ月くらいの間に50着くらいあった洋服を10着まで減らしました。
本は全てフリーマケットへ…
おかげさまで、クローゼットの中がスカスカです。

こんな感じで部屋の中を断捨離したところ、摩訶不思議…
13畳の広さなんて必要ないと思うようになってしまったんです。

むしろ、何も置いていない空間に家賃を払うことすらもったいないと感じるように…。

そんなこんなで気がついたら【ミニマリストもどき】みたいになっていたんですね。

そして、いろんなものを捨てると、次は、ものを迎え入れるのに抵抗を感じるようになるんです。

ミニマリストの考え方の中に
【ワンイン ワンアウト】というのがあります。
【ひとつ手に入れたら、ひとつ手放す】
だから、ミニマリストはものが増えない生活ができるんです。

自分はどうかというと…
「この洋服を手に入れるために捨てていい服はあるのか?」
と自問しています。
それは、洋服しかり化粧品しかり…
手に入れるなら捨てることを自分との約束にしています。

こうやって、
「本当に必要なものは何か」
を自問自答することで、ものを大事にしながら生活ができるようになりました。
これぞ、お気に入りに囲まれた生活!

私としては、ミニマリズム最高なわけです。
お気に入りの洋服しかクローゼットにはないし
テレワーク中に話しかけてくるものもない。
自分が持っている物を把握できているからこそできる所業だと思います。

冒頭も書いた通り、ものを持つことを悪いとは言いません。
でも、私には向いて無かった。
ただそれだけなんです。

みなさんも、もし、ものの声が聞こえるのならば
ぜひ、ミニマリズムを取り入れてみてはいかがでしょうか。

それでは、アディオス!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?