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読書記録「プロジェクト・ヘイル・メアリー(上)(下)/アンディ・ウィアー」
知人の勧めで読み始めた「プロジェクト・ヘイル・メアリー(上)(下)/アンディ・ウィアー」。
主人公は自分が誰かも分からない、話すこともできない、ここがどこかも分からない状態で目覚める。ここは一体ーーーー?
という冒頭から始まるのだが、表紙でお察しいただけるとおり、宇宙が舞台となっているSF小説です。
一ミリもネタバレしたくないので内容は伏せておくが、とても良ーーーーーーとなります。読み終わった瞬間思わず拍手してしまった。
さわやか・冒険SFなので、夏休みの読書にもぴったりです。
ビル・ゲイツも「2021年に読んだ記憶に残る5冊の本」のうちの一冊として本書を紹介しています。
ビル・ゲイツ、「その年の記憶に残る本」とは別に「今年の夏に読むべき本」も紹介していたりして、本が好きなんだと知る。「クララとお日さま」など日本語訳されている本も多いようなので、他のおすすめも読んでみたい。
さて、以下ネタバレありです。
ロッキー超かわいいよね〜〜大好き。
優秀なエンジニアで、でも愛嬌たっぷりで、あんなに崖っぷちの状況じゃなければ、わたしもロッキーと一緒に宇宙を旅したい。
祝うときに酒を飲む人間とは違って、祝いの衣装で現れるところが特に好き。
エリディアン、いつもは履かない靴を履いたりしてみんなで喜びを分かち合うんだね、かわいすぎ…
グレースもロッキーも自分の星に帰れるか、そして自分の故郷を救うことができるのか最後まで分からないんだけど、最終章の終わり方は本当にハッピーエンド。
冒険が終わって、「本当によかった〜〜〜」ってホッとできる最終章。
自分の故郷の星が滅亡してしまう危機に、国境や惑星を超えて力を合わせ、立ち向かう姿は、未曾有の気候変動を前にして、現実のわたしたちも協力し合わなければいけないんじゃない?というメッセージを伝えているように思える。
極力ネタバレしたくないからおすすめするのが難しいんだけど、色んな人に、ぜひ読んでほしい1冊です。
久々にキュンとする(うん、かなりキュンとする)小説に出会い、小説欲が高まりました。おしまい。
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