“ブランディングデザインの教科書”読了。個人事業ならどうする?
インスタの世界観を表現したくて、
探していたら辿りついた本です。
この本は、企業の方向けだけど、
SNS時代を生き抜く個人事業主も読んでおくと良い本だと思う。
ブランディングデザインとは?
作者の西澤さんは、
「ブランディング=差異化」とおっしゃっています。
【ブランディングの3条件】
1,トップの思い
2,良いもの
3,コミュニケーションチーム
「ブランディング」をすることで、ライバル達から差別化する事ができて、「ブランディングデザイン」をする事で、売り込まなくてもお客様が選んで買ってくれるしくみを作る事ができる。そんな風に解釈しました。
《マーケティング》と《ブランディング》
間違いやすいポイントとして、《マーケティング》と《ブランディング》は違うという説明に納得しました。
《マーケティング》は、いかに良く売るかという考え方。
売れないものを売れるように改善するのが、マーケティング。
《ブランディング》は、伝える事がゴール。
商品の本質的な価値が人から人に伝わるような伝言ゲームをさせることが、ブランディング。
個人事業主がブランディングデザインをするなら?
西澤さんが行う“ブランディングデザインの進め方”として【フォーカスRPCD】というプロセスを踏むそうです。
F フォーカス
・ブランドの強みを1点にフォーカスする
・「何でもできる」「あれもこれも」は価値がない
・1点にフォーカスすることで、お客様への伝言ゲームを速くする
・やらないことを決める(やることを絞るため)
フォーカスを決めたら、
「Rリサーチ→Pプラン→Cコンセプト→Dデザイン」
この順番で進めていきます。
この本は、企業向けに書かれた本なので、
私が勝手に解釈した“個人事業向け”の進め方を綴っていこうと思います。
R リサーチ
・自分の強みや弱みを確認(色んな人の意見を聞けると良い)
・ライバルのコンセプトを見る(ライバルのポジショニングをチェック)
・「らしさ」を探る(〇〇っぽい、の中でライバルとは違うギリギリラインをデザインしていく)
P プラン
・フォーカスポイントを探す(強みの良いところと、ライバルと違うところを探る)
・ポジショニングを取る(強みとライバルとの違いをデザインする)
・経営戦略をデザインする(強みをストーリーのように構造化させ、最終的にコンセプトとしてまとめる)
この部分、とても難しかったので、西澤さんが進められていた『ストーリーとしての競争戦略』をご参照ください。
C コンセプト
・戦略を言葉にする(“わかりやすい”ブランドコンセプト、ブランドステイトメントを考える)
・ブランド名を考える(活動名)
ブランドコンセプト…ブランドの一番大事な考え
伝言させやすいように、1単語から1文程度の短いテキストにする
ブランドステイトメント…ブランドコンセプトの説明
伝言の間違いが起こらないように。その意味を正確に伝えるために表現した300〜500文字の文章。
D デザイン
・デザインは、ブランドコンセプトの具現化
・お客様が一番最初に触れるのはデザイン
言葉:理解の表現
デザイン:直感の表現
・デザインコンセプトは、”解く”デザイン
ブランディングデザインの心得
1,差異化できているか?
2,シンプルであるか?
形は複雑でも、デザインの意味が研ぎ澄まされていると良い
3,コンセプチュアルか?
コンセプトの具現化
4,構造化されているか?
市場の変化やブランドの成長に対応する時間耐力が必要
5,テイストが合っているか?
ブランドを見極めて、オリジナルをデザインする
6,メジャー感があるか?
懐が広く、多くの人に長く共感されるもの
7,ディテールの完成度が高いか?
ブランドの品格が生まれる。
細部までこだわると、偉大なブランドにつながる
8,美意識があるか?
「役立つ技術」を超え、「存在する意味を作る技術」になる
まとめ
難しくてまとめられない…。。
でも、書けて満足です!!
もし、ブランディングデザインに興味を持った方がいらっしゃったら、作者の西澤さんがご丁寧に解説をしてくれている、下記動画へ飛んでみてください!!
本を読むより、理解度が高まると思います!!笑
1時間目 ブランディングとは何か?
2時間目 ブランディングデザインの考え方
3時間目 ブランディングデザインの進め方
4時間目 ブランディングデザインの実践
今まで、ふわふわしていた考えを、言葉にしていただいた感じがして嬉しかったです。
「そうそう!」「それが言いたかった!!」
そんな言葉を連発していました。
私自身が、一人で悶々としていたことが、
実は仕事として成り立っていて、こんな本にまでなっている…!!
「自分、すごいじゃん!」とまで思いました…笑
まだまだ、自分レベルまで落とし込めていないので、
何回か見直しつつ、咀嚼して、
人に伝えられるレベルまでなれるといいな!!
とにかく、出会えて良かった本です。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
ご興味を持ってくださり、ありがとうございます( ;∀;) あなたのサポートが、私の笑顔に変わります…♡