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いちごがりに行った日2019 ②

2019年のいちご狩りの記録、最後です。

20分のいちご狩りの後、お腹が苺でいっぱいになってからのスイーツ作り体験。これ以上食べられるの?だいじょうぶ?また、去年みたいに帰りの車内でお腹壊したらどうしようか…ほんのり不安を感じながら体験棟へ移動。

スイーツ作りは、幼児は料金設定に入っていない。包丁など使うから、危ないからかな。なので、子どもたちは同行の保護者と一緒に楽しむこととなる。

体験メニューは、いちごパフェといちごのピザから選べる。今回はピザを選んだ。4人で二つのピザを作ることになるので、トッピングしたり、切り分けてシェアしやすそうだなと予想して。

まずは、材料と道具を棚から選んでテーブルへ。ピザ生地は、発酵済のものをラップにくるんだ状態でスタッフが渡してくれる。この写真は3歳の次男の様子。わたしが手出しすると本気で怒るので、声をかけるだけ。もっと薄く伸ばすんだよー!とか。心配をよそに、なかなか上手に作っていく子供たち。

広げた生地の上に、具材をトッピングする。これは楽しい作業。苺は一つのピザにつき4粒ほどなので、包丁でうすくスライスしておく。リンゴのジャムを塗って、苺を並べて、最後にピザ用チーズをのせる。

わたしの作業は苺を切ることと、汚れたお手てを拭いてあげるだけの、アシスタントだけだった。5歳の長男は、苺をライオンのたてがみに見立てて、チーズで顔を作って、アイディアにあふれたピザを作った。隣の机で体験中の大人グループに「まあ!じょうずねー!いつも作ってるの?」なんて褒められて恥ずかしそうにしていた。

アルミホイルの上にのせて、スタッフがオーブンへ運んでくれる。ここから約10分ちょっと。その間に道具を片付けて、テーブルをふく。家庭科の授業での調理実習のようで、懐かしくなった。

窓から見える、メタセコイアの並木。夏になれば緑がきれいな風景になるんだろうな。そういえば朝は雪が吹雪いていたのに、いつの間にか晴れている。待ち時間10分くらいだけど、いい匂いに待ちきれない子どもたち。「まだー?」「お腹すいたー」と騒ぎ出す。あんなにお腹いっぱい苺を食べたけれど、そういえばいちご狩り終了から1時間くらい経っている。時刻は12時半。

待つこと15分。おいしそうに焼けた!
ピザ用のカッターで4つに切り分け、小さな一切れだけ頂いた。焼けた苺がジャムのような甘さになって、じゅわっと美味しい。チーズの塩気が良いアクセントになっている。とても美味しくて、もう一切れ欲しいな…という気持ちはこらえて、子どもたちの食べる姿を眺めるとする。

熱々のピザを、がんばって頬張る必死な顔。自分で全ての作業ができた長男は、とても満足気だった。いい顔して食べている様子に、こちらも嬉しくなってしまう。

自宅だと子どもとお菓子作りって、ちょっと二の足踏む作業だ。自分ひとりで作った方が、早いし美味しくできるはず。子どもと作ると、散らかるし、作業が遅くてバターとか溶けてしまう。大人の忍耐力が試されるのが自宅お菓子作り。

外で体験できる機会をつくるのは、すごく良い。準備、後片付けが簡単で、見守る保護者も穏やかに過ごせる。子どもたちが、ちょっと驚くほど上手に作業ができることに気づける。

帰りの車内で「また来たいね、今度はブドウ狩りがしたいね」「ジャムもつくりたいね」「バーベキューもいいな」なんて、楽しく会話していたら、いつの間にか子どもたちは眠っていた。

手帳と刺繍の楽しみ方について、あれこれ考えてます。楽しい時間をみなさんとシェアできる何かを、作っていきたいです!