♯1 本番は練習のように、練習は本番のように
はじめに
学校の先生という職業柄、生徒(私の場合は高校生)に対してメッセージすることが多い。
授業はじまりだったり、部活のミーティングだったり、はたまた、叱るときだったり。
そんなときに、何か気の利いた言葉を伝えたいという気持ちがある。
だからなのか、「あ、この言葉、ステキ」というものを意識的に探しがちである。
しかし、(日々の忙殺を言い訳にするが)忘れることが多い。
ということで、備忘録として書き溜めていく。
♯1 「本番は練習のように、練習は本番のように」
2021年11月3日(水)。この日はバドミントン新人戦(団体)であり、大会終わりのミーティングで伝えた言葉である。
はっきり言って、生徒たちの方が私より強い。技術面のアドバイスだったら、仲間同士の方がより納得して受け入れるだろう。
じゃあそんな顧問の私の役割は何か?
それは、最大限のパフォーマンスができる状態にすることである。
本番だから、緊張するのは当たり前。程よい緊張感が、自分のパフォーマンスを上げることは、よく言われる。
一方で、空回りしちゃって、思ったように体が動かず、「こんなはずじゃないのに…」なぁ〜んて、試合中に落ち込み続け、「負けちゃいました」は、悲しすぎる。
だからこそ、リラックスできる雰囲気をつくることが大切。※違う場合もあるでしょうけど。
ということで、“和む”応援をし続けた。※もちろん、日頃からの人間関係があってこそ、できる。
ポイントを取ったとき、取られたとき、インターバルに入るとき、試合が終わったとき。
その結果、生徒たちはみな試合中にも関わらず、本当に、笑い続けた。
終いには
“大会っていう感じじゃなくて、遊びに来た感じ”
“楽しかった〜!”というほどである。
気づけば、トーナメントを勝ち抜いている生徒たち。さすがです。
おわりに
「本番は練習のように、練習は本番のように」という言葉。
今回は、「大会=本番」と位置付けたが、大会だけが本番というわけではない。いつもの練習の一場面が、ときに「本番」だったということはよくある。
逆に、「大会=練習」と位置づくこともあるだろう。
いつが「本番」「練習」と明確に区別することなく、「いつも通り」の力が発揮できるような状態を目指していくことが望ましい。
じゃあ、あなたにとって、チームにとって、どんな「いつも通り」をつくり出していきたいのか?
そんなふり返りにつなげてほしいです。
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