【短歌8首】南国吐息
退屈で窮屈な世を抜け出していざ向かおうかボルネオ島へ
艶やかなブルードレスに身を包みショール纏いてバカンス気取る
穏やかな南国吐息に包まれて明後日まではゆっくり歩こう
よく喋るボンさんの実家はバナナ農家 夏季限定でガイドをするらし
イスラムの人も笑えばギター弾きふざけて海にも落とし合うのね
豊かとう言葉の意味を探している名も知らぬ村の川辺のテラスで
結局は暗記したコーラン出番なく静かに飛び立つ787便
街角で買った香水身につけて誰にも知られずボルネオ味わう
結社誌に提出した詠草です
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?