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TV番組「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」のこと。

TV番組「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」のこと。
 
「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」を初めて見たのは2年ほど前でしょうか?1回見たらはまりました!そこから予約録画して毎回楽しみにしています!制作は中京テレビ。

北海道の「水曜どうでしょう」(北海道テレビ)昔、大阪でやっていた「夜はクネクネ」(毎日放送)、今も、続いている大阪は朝日放送TVの「探偵ナイトスクープ」など地方局が個性的な番組を作っていて、それが話題になって全国区に拡がっている例があります。

いつも思うのですが、どの会社が作るかという会社のブランドも会社が出来てすぐの時はあるのかも知れませんが、会社が大きくなって組織化して来ると、結局「誰が作るか」ということが問われてくるのではないでしょうか?

「エルピス」をプロデュースした佐野亜佑美さん!とか「アンナチュラル」をプロデュースした新井順子さん!とか「あちこちオードリー」をプロデュースした佐久間宜行さんとか?
もちろんドラマだと「エルピス」の脚本を書いた渡辺あやさん、「アンナチュラル」の脚本を書いた野木亜希子さん、という人選も
「誰が」ということになります!

個人的にはドキュメント系の番組でこれいいな!と思う多くの番組を
スローハンドの伊豆田知子さん、そして、
テレビマンユニオンの高橋才也さんが手がけておられます!

私はこういう見方をするので
初めて見たもののエンディングのスタッフロールは超集中して見ます!
それは映画も同様!演劇はチラシで確認します。

その「誰か」が今回取り上げる「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」にもおられるのでしょう!
プロデューサーは笠井知己とクレジットされていました!

この番組、何がすごいかって言うと、超個性的なお店に超長期に密着して取材しているディレクターがまるで家族のようになっていくこと。その関係を作って、それで終わりでなく、その後もいつまでも関係が続くところです!大人数で、短時間で収録して終わりみたいなロケではなく
少人数で小型の安価なカメラを何台も持ち込み、長期に取材されます!
お客さんとお店が一体となった状態を絶妙な編集と効果音で制作しています!出演者はそのお店の人とお客さんと取材ディレクターたちだけ。
その代わり、長く長く撮影して素材を撮りためるというものすごい手間のかかる仕事です!

ひな壇芸人が何人も居てMCとのトークで進めていくようなバラエティ番組とは手間のかかり方が違います!私の妹が三重県に住んでいるのですがこの番組に似た番組が、以前、東海地方ローカルで放送されていたことを聴きました!なので、中京テレビ的にはいつもやっていることを、そのまま全国区でやっているだけということなのかも知れません。

毎回この番組を見ると何故か泣けてくるんです!
たぶん、私と同じような制作会社の若いスタッフが懸命にお店の方々とコミュニケーションを取り関係を作り、そこからある愛情が芽生えてくるのが見えて来るからなのではないでしょうか?

そういう意味で「ヒューマングルメンタリー」という冠がタイトルに付けられているんでしょうね!
たぶん正式には「ヒューマン グルメ ドキュメンタリー」なのでしょう!

お店の前にお花がたくさんある店は「オモウマい店」だったり、店の駐車場の白線がむっちゃ薄い店が「オモウマい店」である、と確信したスタッフはそれを基準に「オモウマい店」を探していきます!

そんなエピソードとともに美味しそうな食べ物や超大盛りの食べ物が登場し、それをヒロミさんや、小峠さんが突っ込むという絶妙な関係がさらにこの番組を面白くしています!

ディレクターの「魂」とお店の人たちの「魂」が触れ合いこすれ合うのが見られるからこの番組は魅力的なのかも知れません。しかもボケている!素材がボケることでお二人のツッコミが効いてくるのです!

TVならではの魅力が詰まった番組です!ぜひ、一度ご覧になってくださああい!
(冒頭の写真は中京テレビのHPより引用させていただいてます)

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