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「真・英文法大全」を読んでみた!<還暦からの、英語の手習い>

「真・英文法大全」を読んでみた!<還暦からの、英語の手習い>

本屋さんで、むっちゃ厚い英文法の本が平積みされていて、しかも、どこの本屋にもある。これ売れてるんやろなあと思って、図書館で予約しました。人気の本らしく数か月待ってやっと借りることができました。
人気の本なので次の予約が入っており期間は二週間。
この本は約900ページあるので毎日電車移動の際に読み家でも空き時間や寝る前に読んで返却期限ぎりぎりの二週間で読み終えることが出来ました。

そもそも、これを読もうと思ったのは昨年の1月から英語の勉強を始めたことがきっかけでした。TOEICの試験を受けようと思い立ち1月からTさんに教えていただいたTOEIC対策アプリ「abceed」を年間契約しました。スマホのアプリで出来るようになっており、TOEICに出るような問題がパート1からパート7まで学べるというものでした。
最初はパート1の写真を見てヒアリングするという最も簡単な問題すら聞き取れず何度も繰り返しました。また単語自体を覚えるのがこの歳になると時間がかかります!何度も同じ単語が出てくるのですが、何度も間違えて単語によっては10数回くらいでようやくおぼろげに覚えているというような感じです!例えば仮説という意味の英単語は、hypothesisというらしいですが、今も忘れてしまい検索したものをここに記しています。

そんな感じのだめだめのおっさんですが繰り返していると少しづつはましになっていきました。その中でも、私が最も苦手だったのがパート5の英文法の問題でした。この問題を解くのにすごく時間がかかってしまうのは私が基本の英文法のルールと構造を知らないから起きたことであることを実感しました。「abceed」にも質問を回答した後に解説が書かれているのですが、その問題に対しての文法やイディオムなどについてのことが書かれています。なので、英文法を体系的に学ぶということが出来ていなかったことを後になって気づきました!そんなことを実感している時にこの本を読んである種の覚醒が起こりました。

本書の最も面白いところは丸暗記や過去の受験勉強の語呂合わせみたいなものを極力排除して、英文法のそもそものことを解き明かして書いてあるということでした。それがとてもわかりやすい日本語で書かれているので、なるほどこういうことだったのか?みたいにスーッと入って来ます。「腑に落ちる」とはいい言葉ですね!本書は、英文法を体系的にどうやって学んでいくのがいいのかということをガチに考えて作られていることがわかりました。

例えば他動詞と自動詞のところで他動詞は「何を?」と聞き返すもので、自動詞は「何を?」と聞くのが変で「あっそう!」で終わっていいものだ!というような説明があります。
Likeは「何を?」と聞けるので他動詞、liveは「何を?」というのは変で「あっ、そう」そこに住んでるのねあるいは生きてるのね!みたいな感じになるということが書かれてあります。これを知っていると他動詞の後には名詞が必要でそれを目的語と言うそうです!これを理解すると英語の文型(パターン)が分析しやすいようになるとのこと。

ここから始まって本書は、その後に5文型の話題に移っていくのです!いわゆるS+V+O+Cというようなものです。文型を即時に判断して意味を取る、あるいはその形だけで答を見つけられるようになるらしいです!

また、同時に他動詞を理解していないと関係詞が理解出来ない!という言葉があり、私は実はまだちゃんと理解が出来ていません。ちゃんと理解出来てへんやんけ!ということだけがわかったのです(涙)。

TOEICの試験ではパート5を1問30秒以内に解かないと70分のリーディングの時間ではまったく時間が足らないことが毎回の試験で起きました!
終了5分前になると答えられなかった問題を適当に「C」なら「C」だけにマークシートを塗りつぶしていくようなことが毎回起こりました!

今年もどこかでTOEICに挑戦してみようと思います。その時は時間が足らなくてという状況にならないようにしたいと思っています。(決意!)

本書の最後に著者の関正生さんは書かれています「英文法はこれで終わりです」と。本書を書くことになったのが2012年だったそうです!
そして本書の発行は2022年3月。10年の歳月をかけて渾身の思いで関さんは本書を書かれたのではないでしょうか?

一家に一冊みたいな意義のある参考書でした。
しかもネイティブのKarl Rosvoldさんが執筆協力をされており今の生の英語がたくさん掲載されています!


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