菩提寺に離檀の相談の電話をかける-私の離檀記

他宗派の住職とお話した事で色々気づきがあり、離檀を決意した私は菩提寺に電話しました。住職の奥さまが出られたので「☓☓町の〇〇△△と申します。大変申し上げ難いのですが、離檀のご相談をさせていただきたいです」と伝えると住職に代わっていただけました。

離檀について事前に検索していたのですが、「住職と気が合わない」「他宗派に変わりたい」は住職を刺激してしまうため言わない方が良いとの事だったので、心苦しかったですが「金銭的に苦しいので離檀したい」と嘘をつく事にしました。

すると「金銭的に苦しいって別に生活保護を受けてる訳じゃないでしょ?」「生活保護でも檀家を続けている人はいる」「年会費1万円と法要のお布施くらいしかかからないのにそれが払えないのか?納得できない」と言われてしまいました。

私は生活保護を受けていても檀家をやめられない事に驚きました。(お寺の檀家になるって生きていくうえでどうしても必要な事ではなくて、一種の贅沢だと思っていたので)

そして仕方がないので、「他宗派に変わりたい」と伝えました。でも住職の言葉に疑問を感じている事は口にしませんでした。

「怒られるかな」とドキドキしましたが、「こちらにそれを止める権利はない」とあっさり認めていただけました。そのうえ「新興宗教だといけないので、変わる宗派を教えてほしい」と心配していただき、また離檀料を請求されるという事もなかったので、「本当は悪い人じゃないんだな」と思いました。そして「離檀届が書けたらまた電話してください」との話で電話は終わりました。

しかし、私は菩提寺に離檀届を提出・位牌堂にある位牌を受け取る時にすごく嫌な思いをする事になるのでした。

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