見出し画像

入学して4日目にハルが泣き叫ぶ

給食なしの3日間を過ごしただけで、もう学校に行かないと叫び出す…
何があったのか、私はさっぱり分からなかった。理解できなかった。
確かに、少し支援が必要だけど、10人しかいない教室で、放置でもされているのか??と不思議でした。

先生が怖い

そりゃ、学校の先生は保育園の先生みたいに優しくないだろうし、感じ悪いのも多いしなぁ〜と思っていました。でも1年生の担任、そんなにケアができない人がなるわけないよね…と思っていた母。

僕ばっかり怒られる

まず一番最初に、嫌がったのが「隣の席の男の子」でした。
ADHDの多動型で突然叫んだり、脱走したり、癇癪を起こしたりする子でした。突然の大きな音などが苦手なハルにとっては、その子の叫び声がとにかく恐怖。そしてその子に対応する先生の怒鳴り声も恐怖…

その上で、その子と比較するとおとなしく座っていられるハル。しかしワーキングメモリの弱さによって、いろんなことをすぐ質問します。

すぐ忘れちゃうことを、すぐ先生に聞ける、困ってることを困ってると言えるようにと療育や保育園で訓練してきました。
知らないふりでやり過ごさない、分からないことは、分からないとアクションを起こす、助けてくださいっていう…それをちゃんと守って学校生活を送っていたハルは、担任に真っ先にターゲットにされました。

授業がはじまって…

入学して4日目には【ひらがな】の授業が始まりました。
「国語の教科書を開いて、5ページを開きましょう!!」の指示が理解できないハルは、早速先生から怒られます。

「国語の教科書を出しましょう」
「5と書いてあるところを探しましょう」
「そこを開いておきましょう」

こう言ってもらえればわかるのですが、一文の中に指示がいっぱいあると「開きましょう」しか残らない。

何するの?どうするの?がいっぱい出てきて、それを先生に聞くたびに「何でアンタはできないの!!」と毎日何十回も怒られていたそうです。

このときの日記に、ハルが行きたくない理由が書いてありました
・みんなについていけない
・僕だけ何もできない
・おいてきぼりでつまらない
・ひとりぼっち
・先生が怖い
・なんでかいつも怒られる

夜驚症始まる

ずいぶんと怒らなかった夜驚症が復活。夜中に4回くらい「ごめんなさい!」「先生ごめんなさい!!」「もう聞きません!」といって起きる。これは何かおかしい…

先生ごめんなさいってどういうこと??

これはだいぶケアが必要だぞ…と思うようになりました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?