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切れ間のない 青空のひとすみ、 ぽっかりと 色が抜けていました。 そこには、 出番にはまだ少…
俗にいう無駄なこと、無駄な時間を削っていったら、 そこに何が残るんだ、と思う。 何も残ら…
とんぼは、飛行機のようだ。 軽い機体で、縦横無尽に飛び回る。 低空飛行する小型飛行機には…
髪を切る行為は、重さを捨てる行為だ。 鬱屈した感情を、捨てる行為だ。 24時間、一緒に過ご…
夢だけじゃ生きられないけど、夢がないと生きられない。
無機質に光る画面を、躊躇なく滑る指先。4文字のフリック。 艶やかなルージュの口紅が、まだあどけなさの残る少女の唇を縁取っていた。「死にたい」という呟きがまた、もう一つの世界に流れていく冷えた夜。消えたい、溶けたい、星になりたい、透明になりたいの類義語。ただ寂しいとだけ言えない夜。