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幸せのしっぽ

32歳ともなると、既婚・独身・子持ち・シングルなどなど、ライフステージに違いが出てくる。

仲良しの友達は独身なのだけど、ときどき私は彼女がとてつもなく羨ましくみえる。

好きなときに美容室に行けて、可愛いネイルをしたり、ちょっとお高い洋服やコスメをご褒美に、疲れたらご飯なんてサボってお布団へ直行。

かつて私もそうだったはずなのに、そしてそんな自分を楽しめていなかったのに、いざ無くなるとまるで一度もそんな自由を持っていなかったかのように錯覚してしまう。

結婚していても独身でも、子どもがいてもいなくても、みんな不幸せで幸せなんだろう。

誰かの事情や世界を想像もせず、ただ『いいなあ』なんて思ってるうちは、しあわせのしっぽを見逃して生きているんだろう。

しあわせはいつでも自分の半径5メートル以内に見えている。
それに気づいて優しく抱きしめられるか、それが豊かな人生を歩めるか否かの分かれ道。


今日もよくがんばりましたね。
おやすみ、またあした。

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