見出し画像

世界観に浸る贅沢

今回はWebライターラボのコラム企画への参加記事です。
テーマは「ライブ」。

わたしの「ライブ」は美術展や展覧会。
とくにお気に入りの美術館で気になった特別展には足を運ぶ。

しん……とした空間。
同じく興味を持った人たちが集い、
思い思いに展示と向き合う。

学芸員の方々の思いが詰まっている解説文をゆったりと読みながら、
展示を巡る、贅沢な時間。

音楽ライブやスポーツ観戦のような派手さはないし、
周りの人たちとの一体感もない。

ただ各々が静かに、自分のペースで堪能できる空間。
学芸員の方に作り上げられた世界観に浸るのが好き。

最近訪れたのは、オードリー・ヘプバーン展。
「ローマの休日」くらいしか見たことなかったし、
特別好きな女優さん、というわけでもなかった。
たまたまテレビCMで開催を知り、
映された写真の凛とした姿に惹かれたことと
ちょうど予定が合ったので行ってみた。

美術館などではなく百貨店の一角だったので、
くるっと見て回るくらいかなあと軽い気持ちで入場したら、
展示の多さに驚いた。

女優になったキッカケから、
一つ一つの作品の解説や写真が並び、
展示の後半には晩年のユニセフ親善大使としての活動も紹介されていた。

恥ずかしながら晩年の活動など全く知らなかったので、
たっぷり1時間半かけて見終えることになった。
とてもステキな生き様に触れながら。

1人で行って良かった。
夫がいたら出口で長いこと待たせるところだった……。

満喫して会場を出ると、グッズも販売していた。
美術館でいうところのミュージアムショップ。

美術展や展覧会に訪れたとき、
わたしは必ずポストカードを購入する。

図録を購入する方も多いと思うのだけど、
良いお値段だし、
いくつか買ってあるものはなかなか開く機会がない。

ポストカードは1枚おおよそ150円。
それを2枚、もしくは4枚。
高くても、1,000円もかからない。

気に入った展示のものがあればベストだけど、
全部は揃っていないことが多いので、
その都度、展示を象徴するような絵柄を選ぶ。

ポストカードは、
手のひらサイズで世界観、空気感を思い起こさせてくれる、
とてもステキなグッズだと思う。

今回も、凛とした瞳がすてきなオードリー・ヘプバーンさんの
写真を2枚、購入した。
きっと、この写真を見るたびにカッコよさを思い出して、
背筋を伸ばす。

後々の余韻を残してくれるのも、
「ライブ」の醍醐味だと思う。

ということで、
余韻に浸りながら、今日もコツコツがんばります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Discord名:はる
#Webライターラボ2406コラム企画


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?