解決できない悩みを持ち続ける
会社で、
少し前の新聞記事が話題になった。
病院から相談を受けた市の職員さんが
職権で調べて預金があることが分かった。
でも、引き出すことができないのだという。
我が家は夫婦だけなので、
わが身に置き換えてしまって、ぞっとした。
こんなの、どうやって備えたらいいのか分からない。
そうグチグチ言っていたら、
会社の先輩から、まだ40歳になるくらいで、
そんなに心配してどうするんだと呆れられた。
もちろん、いま思い悩んだところで
万全な準備なんてできない。
でも、いざそんな老後に直面したら、
もっと準備なんてできなくない???
かと言って何をしたらいいのか分からないのだけど。。
ちなみに、
数年前に話題になった「老後2,000万円問題」のときにも
老後が不安だと騒いで呆れられた。
あのときは、
「夫婦2人で働いていて、なにがそんなに不安なの?!」と言われた。
わたしは完全に心配性寄りなので、
「逆になんでそんなに不安じゃないんですか??」と
聞き返して周囲の人に笑われた。
(そのとき、社内で一番若かったのもあって……)
それでも2000万円問題には、
自分なりの解決法を見つけていた。
仮にそれだけ貯めたとしても、
何歳まで生きるかわからない以上、
きっと取り崩すのが怖くなってしまう。
自分の性格上、預金が減るのが不安で嫌だと思う。
それなら、稼ぎ続ける力を身につけるか、
収入が入ってくる仕組みを作ればいい。
民間保険でも、投資の配当でも、稼いで収入を得続けるでも、
なんでもいい。
入ってくるものがあれば、
安心して預金も取り崩せる。
自分の中で、そんな答えを持っていた。
そのために、どうしようかとまた悩んではいたのだけど。。
でも、今回の記事を見て、
お金があっても解決しないことを突き付けられた気がした。
自分一人で解決できない問題には、
早々に解決法は見つけられないなあ。。
夫をみとる気満々だったけど、
一人残るのもいやだなあ。
いまからそんな心配をしてしまった。
会社の先輩には、
「いま悩んでも仕方ないんだから、
せめていまを楽しみなさい」と言われた。
うーん、確かに。
不安だからって動けなくなったら、
それこそ何のために働いて、
日々を過ごしているのか。。
不安を不安として持っておく力をつけることも、
一つの解決法なのかなと思うようにもなった。
「老後2,000万円問題」があって不安になったからこそ
どうしようか考えて、
稼ぎ続けられれば、と思って、
視野を広げられた。
不安に思うことがないと、
成長につながることも減るのかもしれない。
とりあえず、
帚木蓬生さんの『ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』を読み返そう。
*
ということで、
悩みは尽きませんが、
できることをコツコツと積み重ねます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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