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はるコラム

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#コラム

幼きころの記憶

幼きころの記憶

2017年8月

何故か、「夏」と言えば幼少期を思い出す。
照りつけるようなあの日差し。
学校帰りに先ずは氷水に浸けたキュウリとトマトをかぶりつく。
明るい夜に胸躍らせた友達の家からの帰り道。
枕を網戸に近づけ、虫たちの音に酔いしれた夜。
初めて浸かる冷たい水の感触。
思い出せばきりがないのである。

しかし、私は大人になり連日の蒸し暑さにぐったりしているのである。
当時の活力はどこへやら・・。(

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傘はいる いらないいるか 梅雨の朝

傘はいる いらないいるか 梅雨の朝

2017年6月

すっかり緑も深まりいよいよ梅雨の始まりである。
最近はあちこちで虫達の往来を目にする。
生き物が生き生きとするのもよくわかる。

はては、私たち人間はどうだろうか・・・。
やはり、雨が降ると調子が狂うものである。

傘はいるの?いらないの?
余計な心配が付いて回る。

あちゃー靴下まで濡れちゃったな・・とか。
傘を持ち歩くの煩わしい・・とか。
不満を出せばきりがない。

しかし、

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今年も彼らに会いに行こう!

今年も彼らに会いに行こう!

2017年5月

あ〜眠たい。あ〜寝てたい。
しかし、朝の陽は待ってはくれない。
その陽はカーテンの向こう側で私を鋭く照らしている様である。

「眩しいからやめてくれ。」
今日の私には朝陽でさえ煩わしく感じる。

さて、榛名の竹林では彼らが尖った先っちょで地上の様子を伺っている。
山々の笑い声が聞こえた頃が陽を浴びる合図である。

よし、今だ!

たけのこの成長は凄まじく、陽のチカラを借りて、ぐん

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雪景色 幼心に 火が灯る

雪景色 幼心に 火が灯る

2017年2月

目を覚まして外に目をやると、あたり一面が雪景色。
こりゃ外に出なきゃ!
慌ててダウンを羽織って外に飛び出した。

どうしよう、どこ行こう・・・。
家の周りをうろうろ。
「おっと!」
危うくすってんころりん。
いつもは直ぐに通り過ぎる散歩道も今日はカメラ片手にパシャパシャパシャ。
なんでこんなにわくわくするんだろう。
平安の貴族も戦国の将軍もこんな季節の情景に感動していたのかな。

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