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レッテルの課題

クライアントさんが相談してくださる事って
私の課題に当ててくることが本当に多くて、
相談に応じながら、私も気づきをたくさんもらっています。

先日、家族のことで・・と相談された方がいて。
うかがうと、とある悲しく辛いことを境に、お母様が認知症のようになってしまい(医学的検査結果は、認知症ではないと判断された)、
物忘れが激しい母親に対し、イライラするし、そういう姿になった母親を見るのは悲しくもあって、なんでこんな事が起こってるのか、今後どういうふうに接していけばいいか、悩んでおられました。

医学的なことは確かなことを言える立場にないから
私はまず、お母様のエネルギー状態をリーディングしながら

・(症状が出る前の)ものすごく辛く悲しい、自分を責める気持ち
・自分が忘れっぽくなった事を家族にイライラされたり、バカにされたりする事がとても辛いという気持ち、嫌だという気持ち
・昔みたいに接してほしい気持ち

を感じ取りました。
そして、クライアントさんには、大好きな気持ちのまま、今のお母様のそのままを受け入れてあげてほしいとアドバイスをしました。

お母様は、「何も出来ない人、頼りにならない人」というレッテルを、信頼していた家族から貼られている今の環境が、とても辛い様子だったのです。受け止める方も人間だから、イライラすることはあるかもしれないのだけど
言い過ぎたらごめんねってフォローしたりして、
決して、「もう分かり合えない人」というふうに諦めないでほしいと言いました。

何日後か、クライアントさんからいただいたメールには、
お母様の様子がとても楽しそうになっていってることや、クライアントさん自身も、昔周囲から「仕事ができない人」とレッテルを貼られていた事を思い出し、そうやってレッテルを貼られて、自分をそれ以上理解しようとしてくれる人がいなくなる事がどんなに辛いことで、本来の自分を出せなくなることか、思い出したとも言っていました。

レッテルって、貼られた側は、とっても傷つくんですよね。
見放されてしまったような、もう仲良くなれないような絶望感があります。

私、人に対して、バシバシレッテルを貼ってるなって、気付かされました。
これって、本当に無意識なんですよね。

「あ、挨拶できないタイプね。」
「そういう思考をする人なんだ〜、合わないな。」

こういうのって、レッテルですよね。
だから私も、彼にレッテルを貼られたのかもしれない。
「そうじゃないのに、そうじゃないのに。」
って必死に説明したけど、受け入れてもらえない悔しさ。

人の心の痛みは、自分の心の痛みを通して、本当に身にしみてよく分かる。

クライアントさんのご相談から、また大切な気付きをさせてもらえました。
この世界、ほんと、必要な気付きのため
大切なことがたくさん起こってくれている。

(心)痛いけど、、気づいたらもう大丈夫なんだよね。

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