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#13 こっち向いてよ

仕事で相手と話すとき、相手の方を向いて話を聞いているだろうか?

相手の目を見て話す、これは小学生で教わることだが、仕事で忙殺されていると、つい忘れがちになる。私は大丈夫、と思っている人ももう一度胸に手をあてて考えてほしい。

相手の方を向いて人の話を聞くことで、組織内のコミュニケーションが円滑になる。

私の前部署の上司は、基本的にこちらを向かない。僕だけに対してとかではなく、誰の方も向かない。いつもタブレットの画面に向き合っている。

「◯◯の件で、報告と依頼が1件ずつあります。」と言うと、こちらを見ないで「うん」とだけ返ってくる。

こちらを向くのを待つと、「続けて」の一言。え、本当に聞いてる?と思いながら続きを話す。

話している間は「うん、うん」と言い、話し終えると「わかった」の一言だけ。本当にわかったのか?と不安になる。

それ以降、忙しくない時を見計らって話しかけようと思った。しかし上司の方は常に忙しくしていて、話しかけるタイミングはない。間違いなく仕事のスピードは落ちた。

チャットを送るという選択肢もあったが、多忙な上司はすぐにチャットが返ってくることはない。ただただ仕事のスピードが落ちていった。

一方、現部署の上司は、話しかければ、必ずこちらを向いてくれる。こちらを向いて「うん、うん」と返ってくるだけで、相手がこちらの話を聞いてくれていることがよくわかる。緊急性の高い話題があった時にも、躊躇せずに話しかけられる。

どんなに忙しくても、相手の方を向くだけでコミュニケーションは円滑になる。

この機会に、日頃の自分自身の聞く姿勢も振り返ってみたい。


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