ポケモンのニックネームを考える①
1月の発売日から、かれこれもうすぐ二ヶ月。例に漏れずアルセウスにハマっている。
ヒスイ地方で乱獲をくり返し続け、そろそろ生態系が心配になるレベルだが、まだまだやりこんでいる。
最近冒険の区切りがついたこともあって、一緒にいるスタメンのポケモンたちのニックネームを考えているが、なかなかこれぞ!というのが思いつかない。
以前は特にこだわりもなく、種族名のままか、ポケスペなどにあやかった名前(ピカチュウはピカ、カビゴンはゴンみたいに)が多く、あとはたまに種族名の一部に「ちゃん」とか「きち」をつける、ごく普通のネーミングだった。
けれど数年前、ゲームセンターCXの特別編「ポケモン赤・緑」をみたことで、その意識は変わった。
有野課長のネーミングセンスが秀逸で、毎回の花つけ作業時(壁に貼られたポケモンの名前の中から、捕まえたものに花をつけていく。選挙の当選みたいな光景)に名前が紹介されるたび、笑わせてもらっていた。
そこからニックネームの面白さに目覚め、当時プレイしていたポケモンgoで、じっくりニックネームを考える作業が始まった。
イーブイの進化以外で、ほぼ初めての名付けである。
ギャラドスは立派なヒゲだから「マリオ」。
旅行先の奈良で捕まえたロゼリアは「奈良漬け」。(今はロズレイドに進化した)
ヤドキングはなんか有野課長に似てるなと思ったので「かちょう」。
熱海の金色夜叉像の近くで捕まえたルージュラは「おみや」など。
…センスの有無は問わないとして、どの子も皆お気に入りだ。
出先で捕まえた子達は、ひねりはないがその土地にあやかった名前をつけることが多い。
わかりやすいし、愛着も湧くし。旅の思い出も一緒に覚えていられるので、これはこれで結構楽しい。
ちなみに自分の名付けではないのだが、秀逸なのがキマワリの「からまわり」
命名したのは祖母である。「ヒマワリのポケモンなんだけど、良い名前あるかな」と尋ねたら1秒も考えず「からまわり」と答えてくれたのでそのまま採用した。
身内ながら、なかなかいいネーミングセンスだと思う。
で、件のアルセウスである。
今日はスタメンの一匹、フローゼルのニックネームに難航していた。
記事トップの画像の子がそれである。すぐ寝ちゃう。
なんか見た目が風呂上がりのおじさんに見えなくもないから、一瞬「ふろあがり」にしようかとも思ったが、バトルで「いけ!ふろあがり!」となるのはシュールだなと思ったので、それはやめておくことにした。理性に従う。
オレンジ色の体色から、カクテルのテキーラ・サンライズ→サンライズにしようかとも思ったが、これも多分、変におしゃれな方向を目指したのが、じきに照れ臭くなると思われたのでやめる。
フローゼルのタオルもどき(浮き袋らしい)はマフラーみたいにも見えるから「マフラー」…は、ありきたりなような気もする。
しばしまた考える。
マフラー→襟巻き→えりまき (チーン)
エリマキトカゲを連想してしまうけれど、おもしろ可愛い感じだし、えりまき、良さそう!それにしようかなと帰り道に考えながら帰宅し、アルセウスを起動して衝撃を受けた。
うちのフローゼルは♀、女の子だったのだ!
女の子で「えりまき!」と呼ぶのは、なんだかちょっと抵抗がある気がする。(なんか海苔巻きみたいだし)
…じゃあ、えりまきから転じて「エリー」にしようかな?可愛いし!
と思ったところで、ふと気付いた。
あれ、女の子だから、男の子だから、という感覚で名前を変えるのって、これってもしかしてジェンダー意識?
女の子でも「えりまき」でもいいかもしれないのに、男の子でも「エリー」でいいかもしれないのに。私は無意識にジェンダー意識に支配されてる?
一度そういう方向に考え始めるとどんどん考え込んでしまい、私のフローゼルの名付け作業はいったん中断となった。
冷静になればゲームなのだから、そこまでディープなことまで考える必要もないのだろうが、ネーミングというものに、自分の中の無意識の価値観が左右されていることに気づいて、我ながら少しびっくりしたのだ。
女の子はこういうもの、男の子はこういうもの。
そういう固定観念は捨てて、今の時代はフラットな感覚でいようと思っていたつもりだが、日頃特に意識しているわけではないこういった部分に、もしかしたら小さな「思い込み」の芽があるのかもしれない。
そんなわけで、うちのフローゼルのニックネームの候補は、えりまきorエリー。
エリーだとドラクエ7のロボットと同じ名前なので、今の気持ちはどちらかというと「えりまき」寄りなのだが、しばらく考えて、しっくり来る方を採用する予定だ。
そして現在、フローゼルよりもネーミングで悩んでいるのがバクフーンだ。
パートナーにしたヒスイバクフーン、しっくり来るのが思いつかずいまだにニックネームがつけられていない。
ネーミングのアイデアなどあれば教えて欲しいです。
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