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寝坊魔の僕が毎朝5時に起きて小説を書けるようになったワケ

どうも。 マジでウケたい、でもねむたい。春眠亭あくびです。

私はIT企業の中間管理職ですが、小説家になってギャルに鬼モテするため、毎日小説を書いています。平日は中間管理職らしく、21時前後まで大体働いています。朝は6時10分には起きて、ゴミ捨てや子供の着替え、食事の用意、公文などをやります。で、保育園へ子供を送るのは私の役目です。

いつ小説書いてるの?

よく聞かれます。答えは単純で、朝5時に起きて小説書いています

よく起きられるね。

これもよく聞かれます。はっきり言いましょう。むちゃくちゃ頑張って起きてるんですよ。もともと春眠亭あくびなんて芸名つけるぐらいですからむちゃくちゃ寝坊魔でしたよ。でももう5時に起きるしかないんですよ。1時間弱のこの時間しか小説に当てる時間ないんですよ。こちとらギャルにモテたいんですよ。「おじさんマジすごいじゃん、ウケる」って言われたいんですよ。

改めまして。「5時に起きて小説を書く」と、文章にすればなんてことないこの成果を導き出すために、それはそれは試行錯誤を繰り返してきました。早起きの本、睡眠の本、習慣化の本、意思力の本、読み漁りました。その結果、辿り着いた結論としては、「どれかひとつの方法だけでは5時起きは無理」と言うことでした。あらゆる理論のいいとこ取りをして、なんとか5時起きをもぎ取っています。

今日は私が実際に試行錯誤しまくってついにたどり着いた、「5時起きするための方法」について説明してみたいと思います。

5時に起きることがいかに大変か

先ほども少し書きましたが、5時起きはどれかひとつの方法だけでは無理です。5時に起きようとさまざまな目覚まし時計を試しましたが、ついぞ起きれませんでした。なぜか。それは、十分な睡眠が取れていなかったからです。

この本によると、睡眠は深さに応じて4ステージに分けられるのですが、睡眠時間が短いほど、最も深い4ステージに行きやすく、十分睡眠が取れていると浅い1〜2ステージで推移します。深い4ステージで無理やり起きると、ほぼ酩酊状態になります。ベロベロで酔っ払った状態で、起きて小説を書くのは土台無理な話なのです。だから、5時起きするための目覚まし時計を頑張って探すより、まず十分な睡眠時間を取る必要があるのです。

では十分な睡眠時間を取るには何時に寝れば良いかと言うと、22時です。個人差はありますが、平均7時間睡眠が良いという研究結果が出ています。どんなに遅くとも23時には睡眠して6時間睡眠は確保したいところです。とすると、できるだけ早く寝る必要があります。それには、夜更かしの誘惑から自分を守る方法を考える必要があります。

さらに早く寝るためには、仕事を早く終わらさなければなりません。だらだらと残業せず、スパッと仕事を終えるための方法も考える必要があります。

そうして苦労し、なんとか5時に起きたとしても、気づいたらFANZAの画面の前で茫然自失としていた、なんてことになりかねません。集中して小説を書く方法も考えなければなりません。

一旦まとめると、5時起きするためには下記の対策が必要になります。

①仕事を早く終わらせる方法の確立
②誘惑を断ち切ってすぐ寝る方法の確立
③5時になんとしても起きる方法の確立
④集中して小説を書く方法の確立

私はこれを、こんな形で解決しています。

①仕事を早く終わらせる方法の確立
マニャーナの法則のクローズ・リストを使う

②誘惑を断ち切ってすぐ寝る方法の確立
オオバコダイエットで強制的に満腹、夕飯を抜く

③5時になんとしても起きる方法の確立
applewatchで静かに起きつつ、メザミーで強制外出

④集中して小説を書く方法の確立
5分タイマーをかけてとにかく書き出す

順番にご説明します。

①仕事を早く終わらせる方法:マニャーナの法則のクローズ・リストを使う

仕事って、やめ時なくないですか? やらなければいけないことなんて死ぬほどあるし、早くタスクが終わったら、先延ばししていた別のタスクをこなして、気づけば遅い時間になってて諦めて帰る。この繰り返しではないでしょうか。

私は効率化ツールマニアでして、アプリやら手帳やらノートやら、デジタルにアナログ、さまざまなツールを試してきました。さまざまなツールの目的は、究極的には全部同じで、「スケジュール通り行動する」というもの。そして、どんな素晴らしいツールを使おうが、ものの見事にスケジュールというのは崩れます。

なぜでしょう。それは、想定外のタスクが必ず入ってくるからです。お客様からメールがくる。上司や同僚から仕事の依頼がくる。部下から悩み相談が来る。毎日何かの想定外が確実に舞い込んできます。もともとスケジュールしていたタスクをこなし、さらに新しいタスクをこなそうとして、パンクする。ほぼ毎日こんな感じ。

今までのやり方では、構造上絶対にスケジュールが崩れるわけです。ではどうするか。新しいタスクは翌日やるのです。それが、マニャーナの法則です。

この本、読むと世界観が本当にかわるのでおすすめです。翻訳本にしては分かりやすいので、サクッと読めます。

すぐに途切れる集中力ではダメで、脳の力をフル活用するには〝集中力の継続〟が必須です。 仕事がうまくいかない理由の大半は「充分な集中力が継続しないこと」にあります。成功の理由は、その反対、つまり「充分な集中力を継続したこと」
衝動の脳:「刺激」→「反応」 (衝動の連鎖) 理性の脳:「思考」→「決断」→「行動」 (理性の連鎖)
〝理性の脳〟を上手に使って、〝衝動の脳〟が突発の仕事に反応するのをコントロールし、計画への干渉を抑えることが、この原則を守る鍵になります。

上記の引用からも分かる通り、突発的な仕事にすぐ「反応」してしまうから、集中力が途切れて、仕事も終わらない。

ではどうするか。それが「クローズ・リスト」です。

「クローズ・リスト」とは、聞いたことのない言葉かもしれません。簡単に言うと「ここまで!」というラインが引かれた仕事のリストです。ラインの下には何も追加できません
「今日やろう」と決めた仕事がその日に終わらないのはなぜでしょうか? 一番の原因は「邪魔が入ること」つまり、突発の仕事が予定に入り込むからです。 突発の仕事をゼロにすることはできませんが、その影響を最小限に抑えることは可能です。

使い方は簡単。前日や当日の朝、今日やることを「クローズ・リスト」に書きます。で、その日はこのリストに書いてあること以外やらないのです。今日来た仕事は基本的に明日以降のクローズ・リストに入れることになります。

「それじゃあ緊急の仕事はどうするんだ」と思われるかもしれません。実際私もそう思っていました。でも、実際にこのクローズ・リスト方式を運用してみると、本当の本当に緊急の仕事は、実はほとんどありません。緊急と自分で思っているだけで、大体期日は明日とか今週中とかだったりするのです。自分でも驚きでした。

クローズ・リストのいいところは、集中して仕事ができること以外にもあります。それは、気持ちよく仕事を終えることができるということ。クローズ・リストに書いてあることが今日やるべき仕事です。と言うことは、このリストが終わったら、今日の仕事は全部完了ということになります。いつもはあれもこれも残っているのにと後ろめたさを感じながらの退社でした。クローズ・リストは「終わり」があります。かなり達成感があり、自己肯定感も高まります。しかも簡単に始められます。紙を1枚用意して、明日やるタスクを3つほど書き出すだけ

クローズ・リストを使って、まずは仕事をだらだら続けず、さっと終わらせるくせをつける。ここから5時起きに向けた挑戦が始まります。

②誘惑を断ち切ってすぐ寝る方法:オオバコダイエットで強制的に満腹、夕飯を抜く

いつもだらだらやっていた仕事が、先程のクローズ・リストによって1時間早く上がれたとします。さてあなたはサクッと布団に入れるでしょうか。私は無理でした。

まず夕飯を食べます。食べながら、お酒を飲んじゃいます。お酒飲みながら、youtubeなんかを見たりします。ゲーセンミカドの「春のシューティング祭り」をかぶりつきで視聴します。気づいたら24時を回っています。そしてFANZAタイム。大体こんな感じ。

考えると、夕飯が全ての元凶なんですよね。椅子に座ってゆっくり飯を食っていると、脳がリラックスモードになってしまい、ついついテレビやゲームやyoutubeといった娯楽に流れてしまうんです。となると、選択肢の一つとして、「夕飯を抜く」と言うのが出てきます。

食事を1食抜くことは特段問題はなく、むしろ内臓を休めることができて健康にいいとされています。間欠的断食(ファスティング)と呼ばれる手法です。

世界的ベストセラーのこの本でも、長生きのために間欠的断食を勧めています。

1食抜くことが体に良いことはわかった。問題は、腹が減って夕飯を食べたくなるということです。仕事をたっぷりやって疲れ切った脳にとって、1食我慢すると言うのはかなり無理を言ってるんですよ。今日は一食抜くと心に決めて、気づいたらナポリタンをたらふく食っていた、なんてことが何度も経験あります。口にべったりケチャップをつけて、てへぺろポーズでワイプアウト。アニメならまだかわいげありますが、37歳のおじさんのてへぺろケチャップナポリタンは殺意を覚えます。

早く寝るために、夕飯を抜きたい。でも腹が減って食べたい。そんな悩みを解決する素晴らしい商品を最近見つけました。

オオバコと呼ばれる植物から抽出した成分で、水に入れると何十倍にも膨れ上がる性質があります。これを夕飯前にお茶と一緒に流し込む。すると、かなり満腹感が得られるのです。本当に効果はすごくて、今まで食物繊維だとかこんにゃくとか試してきましたが、ぶっちぎりで満足感がありました。

満腹感を得られるならなんでもいいです。とにかく、夕飯を食べたいと思わせない。そうして、空腹という誘惑にドロップキック。そのままベッドに滑り込むという寸法です。

夕飯でついつい晩酌しちゃう人、夜スマホ地獄から抜けられない人、ぜひオオバコを試してみてください。

③5時になんとしても起きる方法:applewatchで静かに起きつつ、メザミーで強制外出

①②まで達成できていれば、③の5時起きなんてかなりイージーであることが実感できると思います。睡眠不足なのに無理やり早起きすることがいかに無謀だったか、心底思い知るでしょう。それほどまでに、十分な睡眠をとった上での起床は楽です。スマホゲームの1面くらい楽勝です。でも、やはり布団の魔力に勝てないことこともあります。そんな時の保険として、いくちかの目覚まし方法をご紹介します。

まず目覚まし時計です。スマホのアラームを使っている人が多いと思います。はっきり言います。お勧めしません。スマホをベッドに持っていくと、ついつい布団の中でネットサーフィンしてしまうんですよ。早く寝れると横になったのに、みたくもない異世界転生アニメにハマり、気がついたら深夜3時。あるあるじゃないでしょうか。

でもスマホの睡眠記録機能なんかは最高ですし、普通の目覚まし時計はスヌーズ機能がない場合も多く、心もとない。またうちは家族全員同じ部屋で寝ているので、大音量の目覚まし時計はご法度。というかかみさんに殺されます。スマホを使いたくなる気持ちも痛いほど分かります。

そんなあなたに心底お勧めしたいのが、applewatchです。

スマホは別の部屋で充電しつつ、寝室にはapplewatchのみ着けていきます。applewatchは睡眠記録アプリを持ってますし、アラームのスヌーズ機能もお手の物。なにより目覚まし時計として超優れています。

私はいつもapplewatchのバイブレーション機能のみで起床します。アラームをセットすると、音はならず、振動のみで起床します。手首が振動すると思ったより不快で、まず間違いなく起床します。地震が起きても一切起きないくらい眠りが深い私ですが、applewatchの振動アラームは私でも十分過ぎるくらい目覚まし時計時計として優秀です。

そしてapplewatchで起床してもスヌーズスヌーズでなかなかベッドから起きられない、ということもあるかと思います。そんなあなたにおすすめなのが、メザミーというアプリです。

さまざまな目覚ましアプリの中で最も凶悪な機能を持っています。それは、「寝坊すると課金される。自宅から100m以上離れていないと起床されたとみなされない」というもの。家から出ないと、というのがかなり凶悪ですが、効果は絶大。「縁もゆかりもない謎の会社に金を払ってたまるか」というモチベーションも相まって、高確立で起床できます。また、100m以上離れて起床ボタンをおすために、起床後すぐに自宅近辺を散歩するというのも結構良かったりします。朝の空気を吸うと身が引き締まり、その後すんなり執筆に集中できます。

applewatchで起床しつつ、メザミーで確実にベッドから起きる。ぜひ試してみてください。

④集中して小説を書く方法:5分タイマーをかけてとにかく書き出す

さて、最後はFANZA対策です。我々人類は、FANZAという楽園を手に入れましたが、時に最大の敵も手に入れてしまいました。そう、それがFANZAです。

「うっかりFANZA」を防止するためにやることは単純です。椅子に座ったら5分タイマーをかけて、とにかくひたすら書きまくる、ということです。FANZAを見たくなったとしても、5分後なら見て良い、というルールにします。とにかく5分、執筆しまくります。

執筆といっても、本当に小説を書く必要はありません。

「今日は何を書こうかな。昨日はどこまで書いたんだっけ。そうだ、主人公が動物に興奮するド変態ってとこまで書いたか」

なんていう自分自身との対話をそのまま文章にするだけでも構いません。というか、チラシの裏ですね。そんなのを書き殴っていると、不思議なことにやる気が起こってきます。人間というのはやる気が起きて行動するというより、行動していく中でやる気が起きる生物なのだそうです。5分だけ書けばご褒美FANZAが観れると始めてみると、意外にFANZAがどこかにいくのでおすすめです。

まとめ

・5時起きで小説を書くには、①仕事を早く終わらせ、②ダラダラ起きずにさっさと寝て睡眠時間を確保し、③5時に気持ちよく起きて、④集中して小説を書く、必要がある。

①はクローズ・リストを使って、②はオオバコダイエットを使って、③はApple Watchとメザミーで、④は5分タイマーで、それぞれ対策する。

ここまでやらないと、小説は書けないし、ギャルにはモテないのです。世知辛い世の中ですね。

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