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【勝手に春〜と共に賞・短歌】

こんにちは😊
遅くなりましたが、私から 【勝手に春〜と共に賞・短歌】を
お贈りしたいと思います。
どの方の短歌も個性があり魅力的でしたが、勝手に賞ということで
16名の方にお贈りしたいと思います✨

以前の記事でも書きましたが、私は、短歌は歌であり、手紙であり、詩であると
思っています。

季節を感じる。
声に出した時の言葉の心地よさ、またその調べの美しさ。
人間の普遍的な心の機微を感じて余韻がいつまでも残る。
このような短歌にとても惹かれます🥰


(今回は私が感じたことを書かずにご紹介だけさせて頂きます☺️
どうぞよろしくお願いいたします🙇🏻‍♀️
順番は投稿順です。
よく確認しましたが、何か間違いがありましたら教えてください🙏☺️)


【おはようよねちゃんさん】
梅雨の恋かたつむりよりのろくって
手も繋げない傘のせいかな


【つるさん】
夏の夜をよく悲しんで朝が来て
まだ「おはよう」の心あること


【一ノ口ニ山さん】
「夏が好き」 眩しく笑う 君を見て
「僕は嫌い」と 言えるわけなし


【見据茶さん】
熱き日に子らの無邪気な声のして
平和像から鳩は羽ばたく


【うつスピさん】
分かり合うために選んだ表現が
君は短歌で私は俳句


【しちさん】
さっきまで友達だったはずなのに
波がなにかをさらっていった


【鮎太さん】
急行の走ることなきローカル線
ゆっくりでいいゆっくりがいい


【十六夜さん】
夏色はひとの数だけあるのかな
いつだってボクらは無色透明


【ゆずさん】
夏の夜にとっくんとっくん待ちぼうけ
早く会いたい予定日は明日


【ぽこまるさん】
薄まったカルピスだけが呼び起こす
きみと学んだ数学ⅡB


【なおみさん】
燃ゆるよな夏の茜は身を焦がし
迷ふことなく天へ帰りぬ


【うみのちえさん】
はじめからやり直したい日のありて
煉瓦のごとくレゴブロック積む


【沙々良まど夏さん】
満ち欠けでかけてるように見えるだけ
もとから何にも変わってないの


【高見純代さん】
初盆は淋しかりけり両親の
灯籠流し涙で合掌


【クララさん】
制服のスカートはたはた音を立て
溶けたアイスと溶けたくちびる


【りんごりんさん】
「お母さん、誰が1番好きなの?」
と娘に問われし遠き花火






では最後に
皆様へ感謝の気持ちを込めて・・・・・春〜と共により🌸

スプレーバラ(赤)・デンファレ(白)・細葉ルスカス