『回帰』

魂が宙をさまよう
宵と闇の狭間で
それを見つめている

わたしに
何ができるのか
わたしは
何も持たないから
選択肢は自ずと少なく

だから
唯一、持ちあわせた
言葉を綴り
宙をさまよっている魂に
届ける

魂は
それを丸ごと飲み込んで
わたしの中に戻り
「おやすみ」と
静かに眠った

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