フリースペースの開設無期延期と今後

6/27のこと

これまで今秋開設を目指して準備しておりましたフリースペースですが、重大な欠陥が見つかったため開設を無期延期、事実上の白紙化とします。

プライベートなことが原因ですので詳細は話せないのですが、言えるところまで言うと、利用できると思っていた会場が使用できなかったということです。私のコミュニケーションが不十分でした。契約的なことは何もなかったのでお金などの実損はないのですが、久喜市栗橋地区、幸手市の一部地域と広範囲に案内を出してすぐのことだったので、ご覧になって興味を持っていただいた皆様、これまでご支援いただいた皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいです。すべては私に誤り、責任があります。

以下にこれをうけてのパーソナルな文章を載せます。

フリースペースと私の今後

無期延期、これは自分にとってフリースペース終了宣告に近い。フリースペースはFUNRISEの教育の両輪を「久喜つばめ学習会」と担うものだった。

学校に通っているけどその学習、受験勉強に不安がある。だけど塾に通うのは難しい。そのような家庭、子どもたちを支援するのが「久喜つばめ」。学校が合わない、学校に意味を見出せない子に成長の場を提供するのが「フリースペース」。これで日本の現代教育が抱える問題の多くをカバーできると思った。

そして私はその開設を急いだ。当初、このFUNRISE(この名すらない)は私が社会福祉士の国家試験に受かってから、つまり来年の4月とかから動き出そうと思っていた。でもそれを早めて昨年夏、FUNRISEを立ち上げ、フリースペースも開設に向けて動き始めた。なぜなら「自分1人が考えていることなんて絶対誰かやる、大きいところがやり始めたらもうできないし、飲み込まれる。それならば自分が旗振り役になって目立つしかない」って思ったからだ。しかし、今回の無期延期、フリースペースはスタートに戻ってしまった。

今の位置まで戻ってこられるのはいつだろう。その時にはもう近所で誰かやっているのだろうな。

自分はクリエイティブじゃない。自分にはセンスがない。だけどこの1年、様々なことを見て、成長して1人”だけ”でできることが増えたと思う。しかし、自分1人でやるってことは今後の自分の生活までかけるということだ。比喩ではなく。ダメなら即終了。畳まなくてはならない。

自分も25歳、そろそろ自分の力で生活できる見通しくらいは立てないとダメだと思っている。今回はそれを行動に移す機会なのかもしれない。

待て。ここまでのことって全て「自分1人でやったら…」じゃないか?

自分1人だったから自分のつくる施設の限界が見えた。だからマネされるかもしれないと怯えた。自分1人だったから、できないこと、下手なことに悩み、苛立ち、無駄に時間を過ごした。やらなくちゃいけないことがたくさんあるのに…。

そうじゃない。自分にはできないことがたくさんある。それをできるようになろうとしていたら人生の大半が過ぎてしまう。しかもそれをFUNRISEに生かそうとしていたら教育の、社会の趨勢はめちゃくちゃ変わっていて使い物にならないだろう。そして絶望するだろう。

そしたらどうする?

誰かと一緒にフリースペースを作り上げる

もちろんこれまでも手を差し出してくださった方々がいた。でも、うまく頼めなかった。

時間がかかるかもしれない。その間に誰かが近所で始めるかもしれない。そんなの関係ない。協力してその時々で最も新しい教育を生み出そう。常に誰かにマネされる教育をしよう。

自分1人だったから地元の栗橋で開こうとした。マーケティングなんてない。そこしかなかった。それも変える。協力してフリースペースのコンテンツ力、協力者の力を最大化できる場所に開こう。久喜つばめと同じ場所でやる必要はない。

あとは、自分も今よりも働いて収入を増やそう。”いい意味”で自分の全てをかけない。自分が全てをかけてもいい結果になるとは限らない。言い出しっぺの自分が全てをかけていない、その姿を見せることで2番目の人が参加しやすいのかもしれない。

けど、こんな不安もある。

「でも、これまでもこういうこと(フリースペース)やるって言ったけど「いいね」はくれる(ありがたい)けど、誰も一緒にやろうとは言ってくれなかっただろ」

これに対して自分の内から、
「「一緒にやろう!」「協力してくれ!」「誰かいない?」と言ったのか?」

「本当に全部やったのか?」

確かに…

自分のやりたいことを伝えて「協力してください!」と頭を下げる。時期が遅くなっても、似たようなことを他の誰かが近所でやり始めても、それを超えるものを生み出そう。人が集まらなければ諦める。

フリースペース立ち上げ最後のチャレンジ。もう1人ではやりません。

これからもフリースペースの情報を載せていきます。運営にご協力いただける方いらっしゃいましたらコメント、SNSにお願いいたします。

再発防止策

最後に、今後のフリースペース事業継続のために設けた2点の再発防止策を掲載します。

1 会場利用等重大な局面ではどのような場合であれ、FUNRISEは書面にて説明し、承諾を受ける。

2 今後のフリースペース事業は同様の志を持ち、運営に携わる協力者とともに進めていく。(協力者が集まらない場合は事業を終了する可能性もある。)

今週も記事を上げていきます。「FUNRISE日記」、教育マガジン「啐啄同機」をよろしくお願いします。頑張りましょう!


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