[アイルランドの小学校]クリスマスの楽しみ方
こんにちは。
今日はアイルランドの小学生の2020年クリスマスの楽しみ方を書いてみたいと思います。今年はコロナウィルスの影響で例年とは違うクリスマスですが、質素なりな楽しみ方をお伝えできればと思います。
トピックスとしては下記の4点です。
・カップケーキセール(中止)
・クリスマスキャロルサービス(オンライン配信)
・Tシャツデコレーション
・クリスマス冊子
今年は小学校で行われるクリスマスの行事が軒並みキャンセルになり、親としてはほっとしたような残念なような。というのも、例年ですと、親が参加する行事として
・カップケーキセール
・クリスマスキャロルサービス
の準備やらでどたばたするからです。
今年は、やらなくて良いので母親としては楽をさせてもらっています。
一つ目。今年は中止になったカップケーキセール。このイベントは、家庭で焼いたケーキやビスケット(アイルランドではクッキーのこと)を学校に持参し、その売上金を学校の運営費に充てるというもの。当日の販売に関わるセッティングやお金のやり取りなどは、5-6年生のお兄さんお姉さん達が受け持ってくれるので、ほほえましく見ておりました。お菓子を作って持っていくのは面倒ではあったのですが。。。
余談ですが、アイルランドのご家庭のベーキングレベルの高さに驚かされます。ものすごい成形技術でデコレーションされたケーキが軒並み並び、コンテストも実施されるのですよ。食べておいしいかどうかは分かりませんが、目を楽しませてくれることは請け合いです。
二つ目のクリスマスキャロルサービス。これは夜に教会で実施されていたのですが、今年はyoutube配信へ変更に。
この動画の撮影時に、クラス中がクリスマスジャンパー(セーター)を着て参加してとの要請が。このクリスマスジャンパーとは、サンタやクリスマスツリーの派手な縫い取りがされたセーターです。スーパーでも叩き売りされています。でも、私はこの時期しか着ないセーターに出費するのが嫌なので、古くなった緑のセーターにラッピングリボンを結び付けて子供に着させました(上記タイトル写真)。
アイルランドの良いところは、誰が何を着ようと別に誰も気にしないところ。日本だと一人だけ違った服装をしたら…とか、どのブランドがイイとか悪い…とか、どうでもいいところに気が向きがちですが、アイルランドではそんなもの何の関係もありません。そもそもカトリックの宗教行事であるクリスマスに、仏教徒&神道の私達が参加していること自体、誰も気にしていませんしね。
出来上がったYoutubeの動画を見ましたが、子供達それぞれ自由な発想でオシャレしていました。全身ドレスの子から、学校指定ジャージにサンタ帽だけ被った子まで本当にバラバラ。こういう自由さは、本当に有難い。
三つ目。Tシャツデコ。黒Tシャツ3€を購入し、好きなように飾りつけして、学期の最終日に着ていき、コンペする、というもの。子供が自分で好きに縫い付けていました。トナカイの鼻は色違いの付け替えボタンで作ったようです。小学3年生の力作っぷりが伝わりますでしょうか。親としては、この一週間、ほったらかしで済んだので有難い企画でした(笑)
4つめ。サンタブック。本のタイトルSiamsaとはアイルランド語でサンタクロースのことだそうです。学校で、「クリスマスの長期休暇にテレビを見すぎないように、本も読むように」という校長先生のお言葉により、2€で購入。
このノートは、ちょっとした読み物・クイズやお菓子の作り方などが載っている80ページほどのノートなのですが、クラスメートの中で大流行り。クイズを出し合って遊びあっていました。内容の一部がアイルランド語で書かれているので、勉強しなさい~と言いたくなる親にとっても有難い本です。(そもそも長期休暇で宿題は出ないのですけれど)
以上、今回は、ゆったりのんびり過ごすアイルランドの2020年クリスマス事情をお伝えしました。
皆さまも良い休暇をお過ごしください。
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