シェア
幾人もの学生とすれ違いながら、目的地を目指す。文芸部の部室は奥まったところにあるため、…
「あれ、櫻田。文芸部に入ったのか」 小教室で黙々と互いの執筆に勤しんでいた時分、挨拶も…
第二話 籠の中の鳥は、いついつ、出遣る? 演劇部顧問の夏目の、いつも眉間に皺が寄…
佐々井が不意に部室に現れたあの日から、彼は毎日姿を見せるようになった。とはいえ、最初か…
第一話 かごめ、かごめ 綾音は春を迎えた。今度一学年進級する、ということは、この…