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パソコンで文章を書く人への憧れ【エッセイ】

パソコンで文章を打ちたい。

なぜかここ数年ずっと自分の中にある欲求で、
カフェでパソコン一台で作業している人たちへの憧れ。

何かを読んでいたり図表を作ったりするのではなくて、
タイピングしている姿に対する憧れなので、

多分文章を書く人全般に対する憧れがあるんだろうと思います。


「パソコンで文章を打つ」こと自体に憧れて、
社会人になってから用途も決まっていないのにどうしても欲しくてMacBook Airを買いました。

完全に自己満足のお買い物。

ちょっとした動画を見たり、
調べ物をしたりするのに使ってみたけど、
そのうちiPadに置き換わられてしまいました。

そもそも動画見たりとか
別にパソコンじゃなくていい用途に使っていただけなので
当然っちゃ当然です。


その後数年間、
腰を据えて映画を見る時くらいにしか使っていなかったのですが、
最近になってエッセイを書き始めたので、

ようやく本来の使いたかった「文章を書く」という用途で使えて嬉しく感じています。

ただしここで問題が。
この体、体力が無いので隙あらば寝っ転がろうとするんですね。

書きたい気持ちはあるけどパソコンを開くには起き上がらなくてはならない。


膝の上に乗せればリラックスした姿勢のまま書けるけど、
それはそれで書きづらいし長時間続けると首が痛くなってくる。

デスクはあるけどほぼ使ってないし、
ソファが部屋の真ん中にあるのに対してデスクは部屋の隅っこにあって壁側を向いてるので
なんか気乗りがしない。

ダイニングテーブルはご飯を食べた後の食器が残ってたりするので
その片付けからしないとなんか違う気がする。


そんなこんなで、当初の

「エッセイとかまとまった文章はせっかくだからパソコンで書くぞ!」

という意気込みが仇となってなかなか書き始められない始末。

文章を書きたいのか、パソコンを使いたいのか、
どっちなんだろうとしばらくぼんやりと思っていたのですが、

先ほどついに
文章を書きたい気持ちがパソコンを使いたい気持ちに勝りました。


というわけでこのエッセイはスマホで書いています。

本当はパソコンで、
しかも縦書きで書いてから横書きでスマホで読みやすい形式に直したいんです。

書きたい気持ちにはなったけど、
ソファから起き上がるやる気は出せなかったから…

だから苦肉の策でスマホで書き始めました。


途中で、
「やっぱりスマホじゃ情緒が出ない!!パソコンじゃなきゃ!!」

という発作が起きるのを期待して書いているのですが、
背中がソファにかつてないほどフィットしてしまって起き上がれそうにありません。

なんならかなりやりづらさはあるけど、
縦書き化するのもスマホで完結させてしまおうとしています。


ああ、怠惰...

スマホって手軽すぎてすぐ触ってしまうので
出来るだけ遠ざけたいと思っているのですが、

パソコン開くのが億劫とか言ってる人には救世主なんだよなと
新たな矛盾を抱えてしまいました。

さぁ、書き上げたところで起き上がれるか。
...うーん、無理そう。

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