見出し画像

日本語教師の就活って?①就活開始~応募まで

 こんにちは🌸 はるのきです。

 日本語教師の就活って、新卒で日本語教師を目指す人(大学3・4年生やM1のみなさん)にとって情報が少なすぎませんか?

 特に、情報もサポートも沢山ある「一般的な」就活をする同級生に囲まれていると、相対的に情報は少なく感じられ、とんでもなく心細くて不安に襲われがちです。(私だけ…?)

日本語教師の就活については、すでにほかのサイト・ブログやnoteにシェアされていますが、
それらを頼りに手探りで就活をした経験をもとに、今回は日本語教師の就活の大まかな流れを紹介します。

ほんとうに私個人の経験と主観的な意見が大部分です。また、そんなことは知ってるよ、そんなこと書かなくても常識だろう、と思われることもあるかもしれませんが、
できるだけ就活を控える方の不安に寄り添いたいという気持ちで書いています。あたたかい目でみていただければ幸いです。

(私は大学4年の秋に養成講座に通い始め、大学卒業後1年はアルバイトをしながら講座を受講していたので現在は実質フリーター状態です。就活的には新卒ではなく「既卒」扱いになりますので、ご了承ください。私自身の就職までの流れやなぜ新卒で就活しなかったのかなどはまたいつか、別で投稿する…かも?)

0.日本語教師の就活を始めるタイミング?
 

どこからが就活なのかが定かではないですが、「応募をする」タイミングとしては、

ご自身が働き始めることのできる時期の1年~半年前

あるいは

大学(院)卒業や資格取得(検定合格や養成講座修了)の目途が立ったとき

が妥当だと思います。
 
あとは、求人情報に「勤務開始時期」を明記する学校も多いので、こまめに求人サイトをチェックしてみてください。一般的な就活と違って、日本語学校の求人はフレキシブルで、その学校によるところが大きいです。

 ネットで調べた日本語教師の就活サイトでは、求人は応募者が実際に働き始めるだいたい2か月前に出る!と書いてあった気がしますが、
私は、「働きたい学校に出会ったとき」が一番のタイミングだと思います。

 さすがに勤務可能日が1年以上先だと、応募先も見通しが立たず困るでしょうが、1年以内であれば相談に乗ってくれる学校が多いようです。資格についても、入職までに間に合わない可能性があっても「相談してみよう」の姿勢を持つといいようです。2.で触れますが、不安であれば応募前に問い合わせをしてみるのもアリです。(養成講座就職課の方に聞きました。)

1.求人サイトに会員登録&巡回パトロール

日本語教師の求人に特化したサイトがいくつかあります。(「NIHONMURA」、「日本語教師ジョブ」など)

 私は大学2年あたりから、「日本村 NIHONMURA」を不定期で覗き見していました。(「求人サイトまとめ」なんかもそのうち投稿したいなと、今思い付きました。需要あるのかな。)

 大学3年の時に、各種サイトに会員登録をして、メールマガジンを受け取るようにしていました。ときどき「合同説明会」開催のお知らせもあるのでおすすめです。

直近だとこちらでオンラインの合同説明会が行われるようです。(2021/1/8現在)

オンラインNIHON MURA×さんぽう「日本語教師・職員」採用合同説明会
https://job.nihonmura.jp/2021/01/20210122-23chirashi_5.pdf
 

 就活がまだまだ先でも、気になる学校、「働いてみたい!」と思える学校があれば、その学校のHPを見たり、学校のことを調べてみたりするといいと思います。(割と1、2年後に再び求人が出ることがあります。就活の際に募集が出ていなくても、問い合わせをしてみると道が開けたりする!(特に海外の学校)とアドバイスいただいたこともあります。)

【番外編】「就活セミナー」系イベントに参加する。
 

 身だしなみ・スーツの着こなし、自己分析の仕方、面接対策…こういった類は日本語教師だろうとなんだろうと、就活に必要な知識です。

 自分に必要なくても、将来日本で就職を目指す学習者に教える時が来るかもしれません。大学等や民間のイベントがあれば参加してみましょう。
 

 情報収集や自己分析などは、早くしておくに越したことはありません!自己分析は自分のアイデンティティを改めて確認する良い機会にもなるので、就活だけでなく日々の過ごし方にも良い影響があるかもしれませんよ💡

2.学校とコンタクトを取ってみる。
 

 気になる学校に出会ったら、情報収集と学校へのアプローチを始めます。
 いわゆる「業界研究」。これは「恋愛と一緒」なんてよく言われていますよね。たしかにそうだと思います(笑)

 情報収集として、私がやったことは3つ。
・HPを見る
・SNS(あれば)をチェックする
・インターネットで学校名を検索する
(理由はそのうち投稿もしますが、よろしくない噂や問題がないか探るためです)

 学校へのアプローチは、
・学校見学の依頼
・応募についての問い合わせ

の2点です。
 
 学校見学の依頼については、以下の理由で私はしていません。でも、(状況が許すなら)必ずしたほうがいいと思います。
どんなに素敵なHPでも、実態は違うかもしれません。
インターネット上に不穏な影があっても、実態はとても素敵な学校かもしれません。百聞は一見に如かず、です。

〈学校見学をしなかった理由〉私が就活を始めたのは2020年秋、コロナがすでに広まっていた時でした。就職先は国内・遠方希望でしたが、コロナに感染したとご近所に知れたら村八分に合う(家に石を投げられたり…)地方在住の私にとって、関東や関西の(受けるかどうかも未定の)学校に見学に行くことはためらわれましたし、地元や近隣県にある学校すら、コロナのことを考えると見学の依頼はできませんでした。

 

 応募についての問い合わせに関しては、新卒であればほとんどの学校に問い合わせをする必要が出てくると思います。

 なぜなら、「職務経歴書」の提出を求める学校がほとんどだからです。

 つまり、募集対象がそもそも新卒・既卒ではなく、「職務経歴のある人」なのではないでしょうか。(職業として日本語教師が比較的新しいものであること、社会人経験がアドバンテージになりやすいこと、新卒で日本語教師を目指す人が少ないこと、などが理由…?)


 決して「職務経歴のない新卒なんかお断りだ!」ということではない(と信じている)ので、ひるまずに、

「新卒の場合職務経歴書の提出は必要か」を問い合わせましょう。(問い合わせの仕方については、ネット検索すれば大手人材派遣会社などが説明しているので、そちらをご参照ください。)

ほかにも、
応募するにあたって、応募するかどうかを決めるにあたって、気になることは積極的に問い合わせてみるといいと思います。(未経験でも応募してよいか、とか)


ただ、聞かなくてもHPなどで確認できることや、面接などで直接その応募先の方と話す際に聞けばいいようなことかどうかは、失礼にあたらないよう、応募前にしっかりと確かめましょう。

 学校とコンタクトを取る際に、メール連絡をすることが多いと思いますが、レスポンスの早さ、文面などから学校の雰囲気が多少わかったりします。
 私たちは応募者として見られる立場ではありますが、学校とのコンタクトは応募先の雰囲気を知る手がかりにもなります。後々内定を得て、実際に入職するか判断する際の情報も集めておきましょう

番外編その2

 学校に足を運ぶ際はどんなところを見たらよいか?ということをネットでいろいろ調べたことがあります。
思い出す限りでは、
・トイレが綺麗かどうか(→管理が行き届いているか、そうした余裕のある学校か)
・常勤・非常勤の先生の割合や、非常勤の先生の様子(思い出せませんがきちんと理由が説明されていました。改めて調べてみますね。)
授業の様子(HPなどの様子とかけ離れていないか、ICT教材の導入具合、出席率など)
設備(冷暖房、職員のスペース、学校周辺の環境など)
などが挙げられていました。

3.応募する

応募書類を整え、応募し、
応募先からの連絡を待ち、面接日などを相談あるいは指定され、いざ面接!
という流れになるかと思います。

 応募書類の準備ができたら、家族なり、友人知人なり、大学・養成講座の就職支援担当窓口なり第三者に見てもらうといいでしょう。
 誤字脱字のチェックはもちろん、志望動機欄などは、同じ内容でも書き方によって印象がガラッと変わります。意味が伝わる筋の通った文章でも、受け取る側にマイナスな印象を与えてしまってはもったいないです。
ネットで志望動機や自己PRの書き方などを調べるのも手だと思いますよ。

 そして!封筒を閉じてしまうまえに、履歴書のコピーを取っておくようにしましょう!面接当日のご自身の回答と履歴書に矛盾が生じてしまうことを防げます。


おわりに

今回は、超個人的見解で(!)、日本語教師の就職活動についてご紹介しました。応募後~面接までの流れや準備については次の投稿でご紹介する予定です。

寒い日も、コロナもまだまだ続きそうです。見通しが立たない生活を送っていらっしゃる方も多いと思います。私自身コロナ禍で就活をしていて、かなり不安でした。

少しでも「日本語教師になりたい」という希望を持ち続けるためのお役に立てたら幸いです🌸

この記事が参加している募集

就活体験記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?