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私はあなたの光(ライト)になれていますか?あなたの人生という物語の登場人物になれていますか?【おだともあきさんワンマンライブ #リーディングライト 感想など】

プロローグ

こんばんは、お元気ですか?
最近寒い日と暖かい日が交互に来てどんな服を着ればいいか毎日悩むことが多いですね。
どうか風邪やインフルエンザ・コロナなど、一緒に気をつけましょうね。

私は7月に舞台観劇で行って以来4ヶ月振り、11月20日に東京へライブに行ってきました。
3月に観劇した【紡がれし箱】での劇中歌にて知ったシンガーソングライターの

おだともあき さん

おだともあきさん
2023.10.14
香林坊東急スクエア
金沢公式ストリートライブ




石川県出身で今は東京で活躍されている優しくて心が癒される楽曲・歌声に惹かれて、7月と10月に金沢での路上ライブにはお邪魔したことがあるんですが今回は

ライブ×朗読劇

として舞台役者さんによる小さくて優しくて悲しい物語と、それを彩る音楽を生で観たいと惹かれて浅草花劇場に行ってきました。
今回はその感想を交えながら家族への思い、【エッセイスト】作家活動やエッセイという形の表現者としてどう表現していこうか自分なりに想った・自分の未来について書きたいなと思ってます。

#リーディングライト の感想


「手」という繋がりをテーマに前半はスタートして、その後

上遠野太洸さん
鵜飼主水さん
佐藤弘樹さん(8月にテーマ取り上げさせていただいた舞台俳優さんです)



3人による朗読劇と、合間に主人公の言葉や想いを表現するようにおだともあきさんの歌声とバンドメンバー・ヴァイオリン・チェロの音色が響いて…

客席もステージも静かに、涙の音が包んでくれていました。

そしてマスクは任意&声出しOKだったので

【おつかれさまのうた】

という歌の歌詞に

ら ららら らら  ら ららら

おつかれさまのうた/おだともあきさん



というパートがあるんですが一緒にライブでみんなで歌う…とても幸せでした。

朗読劇は悲しくて優しくて、冷たい現実の中暖かい気持ちを抱えて生きる主人公を見て。
かつてお母さんを失って喪失感や会いたい気持ちに部屋に琵琶湖ができてしまうんじゃないかと思うほどたくさん泣いた頃を思い出して、もう受け入れたと思っていた痛みと主人公の言葉から伝わる心の痛みが重なって見えて感情移入で心が苦しくて涙が止まりませんでした。


ライブと朗読劇が終わって夜行バスで地元に帰って、翌日はお仕事を事前にお休みにしていたので飽きるまで寝て、起きてからも…正直3日経った今も余韻が心に残っています。
それだけ強く心に刻まれる経験ができたことに、感謝ですね。


私はあなたの光(ライト)になれていますか?あなたの人生という物語の登場人物になれていますか?


SNSでも現実でも。

美しさも才能も影響力も無い。

LINEだって通知がきたと思えば公式からの新商品の通知。

「誰かに愛されたい 誰よりも輝いていたい 誰よりも特別な存在になりたい」


欲を言ってしまえばきりが無いことはわかってはいてもそう考えたり、誰かと比較してはそうじゃない自分に落ち込んでしまいますよね。


あなたの苦しみや悩み、私も同じものを今も抱えているのでわかります。


ライブの帰り道、浅草寺と半月が綺麗だと眺めながらぼんやり仲見世通り通りを歩くと



「モデルみたいな可愛い子と飲んだよ〜」と友達に話して、「その後は〜?」なんて恋バナを話す人達とすれ違ったり。

夜行バスの集合場所に向かう途中の電車の中では数人みんなが頬を赤らめながら楽しそうに話して、ひとりが隣に座ってきたので

私がどけばみんな並んで席に座れるかな?

と思い席を移動すると「ありがとうございます。」と言われ、その後全員一列に座ってお喋りして。

乗り換えの時は満員電車でしたがみんなスマホを見たり本を読んだり疲れた顔をしつつぼんやりとしていて。

今年で4回目の東京で何回も行ったことのある駅も今回行きましたがすれ違うみなさんに人生という物語で主人公を生きて私は【通行人A】として一瞬だけの出番で終わって、それでもこの人達の物語に出られて良かったと思います。

職場での私
友達といる時の私
誰かのファンの1人の私
家族と話す時の私


一瞬一瞬で、演じるなんて大げさなものではないけれど…私も誰かの人生の脇役だけでなく花菜という1人の人生の主役として生きていることに誇りを持てるようになりました。

私はあなたの光(ライト)になれていますか?あなたの人生という物語の登場人物になれていますか?

私はエッセイという表現を2年続けて、ときには読まれないこと・スキがつかないことに悔しくて悩んで。
執筆途中でフラッシュバックを起こして泣きながらキーボードを打って。
noteと違う場所からいろんな物語、人生を観て読んで感じて受け取って。

「あなた」といいつつ、不特定多数の誰かや愛や依存していた特定の誰かに人生の主人公を勝手に演じてさせては期待と違う展開や届かない想いに絶望していたころもありました。

けれど今は私自身が暗いトンネルも一緒に歩く光(ライト)になればいい
あなたの人生の物語に私がいなくても、いつか出会う誰かとご縁のキラキラした糸が繋がっていればお互いがお互いの人生の登場人物になれる

他人に対して必要以上の期待や依存・承認欲求はだんだん小さくなっています。

エピローグ


今年は出会いが多い1年で演劇・音楽を通して人との出会いもありました。
もちろん別れもたくさんあって苦しんだこともありましたね。

でも11月20日におだともあきさんやバンドメンバーさん・ヴァイオリニストさん・チェリストさんの奏でる音楽、舞台俳優さんの声での演技、照明さんなどスタッフさんのかげから演者を魅力的になるようサポート、ひとりひとりの【表現者】が集まってこのステージができていることに感動しつつ。
私もエッセイという形の表現者として本当に届けたい「あなた」へ、届けられるよう研鑽を積んでいきたいと心に火が灯る感覚を、あの日感じました。

さいごまで読んでくれて、あなたの人生という物語の大切な時間を預けてくれて、優しい心と瞳をこの文章に向けてくれてありがとう。

「花菜は、あなたを愛し応援しています。」

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