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気配

こんにちは。Haruです。
2021年5月から地元北海道で、農ある暮らしをスタートしました。

いまは叔父が一人で耕している土地のお手伝いとともに、自分でも野菜を育て初めています。

曽祖父の代にゼロから開拓した地。
おじいちゃん以外はみんな旅立ってしまったけれど、家や畑の周りにある植物が祖先の息遣いを伝えてくれます。

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上の写真は「やまうど」
曽祖父が植え、おじいちゃんが栄養になる米ぬかをあげながら大切に育てて来たもの。

収穫のあとは、おばあちゃんの作った「やまうどの酢味噌和え」を思い出しながら、記憶を頼りに味を作っていく。自分の中にも、先祖から受け継いでいるものがあると感じる瞬間。

やまうど以外にも、
おばあちゃんが大切にしていた「水仙」
おじいちゃんが山から持って来て植えた「アイヌネギ」
が子供の頃と同じ場所で、当たり前のように芽をだしていました。

曽祖父の代から考えると、100年以上前から植物達は命を繋いで来たことになる。

社会に出てから、帰省するのは雪に閉ざされた冬がほとんどで、春先の北海道は10年ぶり。

植物達の存在を通じて、こんなにも昔の人達の気配を感じることができると思っていなかった。自分のルーツをほんの少し感じられた瞬間でした


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