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自閉症はるくん、お家を脱走するの巻

療育の話が続きましたが、今回は約2ヶ月前の出来事を書いてみます。

6月のある土曜日、13時ごろ、はるくんはお靴をはいて、自分の大事なiPadを片手に、一人でお家から出て行きました。音を立てずに…

その日は午前中、はるくんの通っている特別支援学校で授業参観があり、終わって帰宅した後、この日は2階階段上のベビーゲートを閉めず(はるくんはこれを登って降りることができるのですが、閉めていれば音がしたから気づいたかもしれません。私のミスです…)いつものように2階ではるくんは遊び、次男しゅんちゃんと私ははるくんが遊んでいる隣の部屋でゴロゴロしていました(母は平日の仕事の疲れが出てきてへとへとでした…言い訳です、母である私が悪いのです)
すると、1階からわんちゃん2匹の吠える声が…
なんだ?と思い、まさか…
隣の部屋をのぞいたらはるくんはいない…
1階に行ってもいない…

玄関を見たら、玄関が鍵が開いていました…
パニックに陥った私は(冷静になって欲しかったですが)、靴も履かずに外に出て、近所を走りながら『はるくん、どこ!!』と叫びました。6月の午後はもうすでに暑く、その日の最高気温も35℃ぐらいまで上がりました。
叫びながら走っていたため、近所の方々が出てきてくれて、助けてくれました。(捜索してくださったり、サンダルを貸してくださったり→サンダルはどなたのものかわからず、いまだに返せていません、すみません)
駆けつけてくださった方々の助言で、警察に電話し、パパにも電話し、いったん家に戻ることに…

その後、警察の方と合流し、はるくんが通っている学校にも連絡し、警察の方とパトカーで捜索…すると、パトロール中の警察の方が、自宅から直進距離で約3.4キロ離れたところにはるくんらしき子供を発見。その画像を送ってもらい(大泣きのはるくんが警察の方に保護されている写真でした)、はるくんに違いないと(保護者が現地で確認しなければ断定されません)。
パパの方がその場所に近いこともあり、車で現地に向かってもらうことに…パパが先につき、はるくんと断定。無事はるくんは我が家に戻ってくることができました。

保護された際、はるくんは靴を履いていて、iPadを持っていました。恐らく、学校に行った後いつも放課後等児童デイに行っているので、その場所に行ったけれどその日はやっておらず、ならばいつも買い物に行っているところに歩いて行こうと思っていたのでしょう。はるくんなりの『初夏の大冒険』です。
定型発達の小学生なら、親に『〇〇ちゃんちに行ってくるね!』と行って出かけることもできるかもしれませんが、はるくんは知的障害を伴う自閉症児です。いろいろな危険を伴います。(危険を察知して行動するのは難しいです)

でも他の方に話したりした後、改めて考えてみると、『信号を見て渡れなければそこに辿り着かないよね』と思いました。この『大冒険』ではるくんができることが増えたのかもしれません。

ただ、やっぱり危険を伴います。場合によっては水難事故だってあります。
そのための対策を立てないといけないなと思いました。
(対策については今後書く予定です)

追伸:
母(私)は足を負傷しました。炎天下に近い中で、コンクリートの上を裸足で走った結果、両足裏やけどしました。冷やせば大丈夫だろ…と思っていましたが、パパが『結構ヒドいよ?』と…土曜日の夕方だったこともあり、近所の病院はやっておらず…
そのため、病院検索の電話をしてみました。そこで紹介してもらったところに電話しました。そこでは、専門ではないので応急処置(清潔にして、ガーゼで患部を覆う)しかできないこと、きて応急処置しても、後日皮膚科を必ず受診することを伝えられました。とりあえずその日はパパにドラッグストアでガーゼと包帯を購入してきてもらい、次の日に皮膚科も見れる整形外科(早めに見てもらえるところが近所になかったのでダメ元で聞いてみたらOKしてくださった)に行ってみてもらいました。
数日、私はサンダル生活し、1週間ほどでやけどは治りました。
どんなに急いでいても、靴だけは、サンダルだけは、履かないと危険ですね。

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