自閉症ーharuくんの成長日記#2
haruくんが生まれて初めて保育園に入園してから約1ヶ月後…
私の仕事終了後、息子を連れて市役所の子ども課の職員さんから言われた場所に行きました。haruくんはその部屋にあったおもちゃで遊び、その様子を見ながら、職員さん、心理士さんから今までの生育歴を聞かれ、答えました。
すると、
「療育に通った方がいいですね」
「あと発達を見てくれる病院にも行ったほうがいいです」
この2点をアドバイスされました。
まず一つ目の療育。
これは正確には「児童発達支援」と呼ばれているものです。
発達に難のあるこどもの成長を促すための訓練をしてくれる、幼児向けのデイサービスみたいなところです。この「児童発達支援」を行なってくれる事業所は多く、児童発達支援や放課後児童デイ(小学生〜高校生向けのデイサービス)を検索できるサイトを使って調べたり、市役所で聞いたりして自分の子供にあっていそうなところを見つけなくてはなりません。haruの場合は、最初は今とは異なる事業所に通っていましたが、合わなかったので違う事業所を探してそこに小学入学前まで通っていました。
なお、この「児童発達支援」は誰でも通えるわけではありません。通うためには「受給者証」なるものが必要となります。
これを発行してもらうためにはまず、医師の意見書もしくは「療育が必要である」と記載された診断書が必要です。これがなければ、市役所で受け付けてくれません。次に、意見書もしくは診断書が発行されたら市役所に行き、書類を数枚書き、「なぜ療育が必要なのか」、「今の発達はどうか」「生活するのに困難性はあるのか」というような聞き取り(面談)を市役所の職員さんと行います。そして、その後で今後の支援計画書を出します。この計画書を作成する方法は2通りあります。一つは、自分でその計画書を作成する「セルフプラン」、もう一つは「計画相談事業所」を探してその計画書を作ってもらうやり方です。ただし、後者を選ぶと少し時間がかかってしまうので、急ぎであれば、保護者自身が作成する「セルフプラン」を提出した方が、受給者証を早く発行することができ、早めに療育をスタートすることができます。
(個人的には、最初はセルフプランで受給者証を発行してもらった後、計画相談事業をおこなっている事業所に入ってもらった方が更新する際にスムーズな気がします。)
そしてこの受給者証を発行できたら、自分で探した「児童発達支援」の事業所と契約し、療育を始めることができます。(ちなみに事業所と契約する際、多量の書類に目を通し、説明を受け、サインをする必要があります。この契約書には事業所に所属する職員さんの人数や持っている資格、責任者、営業時間、金額等細かく記載されています。読み合わせだけで大体30分ぐらいかかります。)
次に病院について。
発達を見てくれる病院はそう多くはありません。そのため、まずかかりつけの病院にいき、紹介状を書いてもらう必要があります。その後で、発達を見てくれる病院に予約を入れるのですが、予約が取れるのに3ヶ月〜6ヶ月かかるとも言われています。運が良ければ、1ヶ月以内の予約も取れます。
そして、その病院に定期的に通っていきます。
(なお、我が家はコロナ禍に入ってからなかなか定期通院できていませんでした。患者1人につき、保護者1名のみが入館できるとの決まりがあり、発達のことなので、両親2人でいけないと私としてはharuのことをうまく伝える自信がなかったので・・・私が思っていることと夫が思っていること感じていることは違うかなと思っているからです。それぞれの視点で疑問に思ったことや感じたこと、成長したことなどを医師に伝える必要があるのではないかと思っています。)
発達を見てくれる病院では、haruに関しては自閉症スペクトラムの診断、保育園での加配(障害のある子がいるクラス内で、障害のある子を支援したり、そのクラス全体のバランスを見ながら、クラス全員が過ごしやすいように、本来配置されている職員よりも多くの人数を配置すること、大抵1人プラスで配置されるのかなと思います)が必要であることと療育が必要であることに関して記載した診断書を作成してもらいました。
とりあえず、上記の2点を終え、療育に通っていくこととなります…
が、うまくはいきませんでした。
次回に続く。。。
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